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大倉順憲さんの日記

  • 2018

    4月

    11

  • ニック・カサヴェテス監督 「きみに読む物語」(TX)を観て。

    吹き替えだったので暇つぶしのように観ていたら…なに!カサヴェテスの息子が監督!あ、サム<ライトスタッフ>シェパード!あ、ジーナ<グロリア>ローランズ!あ、あ、ジェームズ<ロックフォード>ガーナーじゃないか。なんて懐かしいんだ。俺のオールスターだよ。悪いけど主役のライアン・ゴズリングが霞んでしまう…と言いたいところだけど、さすがゴズリングちゃん。いつものポーカーフ...

    スティーブン・スピルバーグ監督 「レディ・プレイヤー1」(試写・ワーナーブラザーズ試写室)を観て

    小学生の頃、親父の本棚にイラストレーター真鍋博が書いた未来の予想図みたいな本があり、よく取り出しては眺めていた。確かブレードランナーのオープニングみたいなイメージだったと思う。あれから50年近く。今、新宿歌舞伎町あたりの巨大モニターなんかを眺めていると、ふと「ああ、あの本に描いてあったの、こんなカンジだったよな」と思い出すことがある。 近未来、スピルバーグがこの映画に描いたような世界が来るのか。...


  • 2018

    4月

    03

  • 白石和彌監督 「孤狼の血」(有楽町よみうりホール試写)を観て。

    いつでも熱演の役所広司さんなのだが、個人的には「シャブ極道」以来のハマり役にみえた。 白石監督作品、だんだん大手事務所所属俳優の起用が多くなってきたように思う。メインどころは制作側の意見もあるだろうから仕方ないにしても、小劇場で頑張っているけど埋もれていきそうな俳優達をそろそろどんどん起用してもらいたい。初期の若松プロで、状況劇場のスター吉澤健さんが頑張ったように。(まあ、その頃はバジェットが少...


  • 2018

    3月

    19

  • マイケル・グレイシー監督 「グレイテスト・ショーマン」(新宿ピカデリー)を観て。

    3月18日(日)19時半。先週の水曜日、渋谷で夕方から観ようと思ったら満席。そんなに人気があるのかと勝手な期待大で観たのが災いした。楽曲やダンスシーンは目を惹くんだけど、ストーリー展開が凡庸で、途中から飽きてしまう。まあ実話を元にしているから仕方がないこともあるのだろうけど。フリークス達を見世物にし、自我を発憤させるということでは、寺山修司も同じだったじゃないか。それをエンタテイメントに(金儲けと...


  • 2018

    2月

    05

  • 作:北條秀司 「喜劇 有頂天一座」(新橋演舞場)を観て。

    2月4日。あ、北條秀司のホンなんだ。渡辺えりさんとキムラ緑子さんが、ガップリ四つに組んだ喜劇。初演は、水谷八重子御大だったんだ。それも観てみたかったけど、コミカルなところは、えりさんの方が上手いような気がする。小劇場出身の俳優陣がこうやって大舞台で頑張ってると、嬉しいし悔しくも感じる俺。ラストの緑子さんの国定忠治には、泣かされた。最近涙腺弱いなあ。

    マーティン・マクドナー監督 「スリー・ビルボード」(新宿TOHOシネマ)を観て。

    主演のフランシス・マクドーマンドとサム・ロックウェル絶賛。実話、いやホンモノの被害者が演じているかと思ったほどだ。あ、「ファーゴ」のオバサンか。脚本も凄い。悲惨な話の中にもコメディタッチのシーンがちりばめられている。ラストカットが良い。これでなきゃ、映画は!う~ん。唸らされる傑作。お見事。「愛」ってなんだ!?現代の西部劇だぞ、これ。


  • 2017

    12月

    21

  •  矢沢永吉コンサート 「TRAVELING BUS 2017」(日本武道館)を観て。

    12月19日(火)。6年ぶりか。永ちゃんの武道館を観るのは。最初に観たのは20数年前だ。その時より、白スーツの観客がやたら多い。1000人近くいるように見える。今はネット通販があるからな。そんな中で和服姿の粋なお姐さんが3名、時計台の下におられたのでウキウキウォッチングしてると、着物の背中と帯に「E・YAZAWA」と★マークの刺繍が!おぅー。フジヤマ、ゲイシャ、E・ヤザワ!  8000人の永ちゃ...

    wonder×works企画公演 「アカメ」(座・高円寺1)を観て。

    12月15日(金)ソワレ。説明台詞を極力省き、俳優の力量が試されるホンと演出。なのだろうが、わからん。ほぼわからん。特に冒頭の10分ぐらい。関係者から「観客を育てるために」という意図らしいと聞いたが、そんなのは大きなお世話だ。むしろ「脚本家と演出家が育つために」であろう。突き放すのであれば岩松了氏の如く徹頭徹尾貫くか、倉持裕の不条理極まりない観客置き去りな芝居の方が、俺はまだ好感が持てる。デヴィッ...


  • 2017

    12月

    18

  • 「欲望という名の電車」(渋谷シアターコクーン)を観て。

    12月13日(水)ソワレ。大竹しのぶ、北村一輝。演出:フィリップ・ブリーン。 3時間半の長尺に飽きはこなかったが、大竹しのぶが美輪さん化してきたような気がする。毎年やっちゃうんじゃないか。そのわりには、静かな緩やかな狂気を見せるので、なんだか少しものたりない。映画でヴィヴィアン・リーが見せた発狂のようなシーンを期待していたからな。(彼女は実生活でも神経症だったからかも知れないけど)少しオーバーア...


  • 2017

    12月

    03

  • TABARU 3nights ワンマンLIVE 「SOMETHING NEW」(目黒BLUES ALLEY JAPAN)を観て。

    11月29日(水)。4年前かあ。デビューLIVE(原宿ラドンナ)に構成スタッフとして関わったのは。それ以来だTABARUちゃんを観るのは。大きくなったなあ。NYでアポロシアターに立ち武者修行。その時のエピソードがMCで語られる。3デイズの最終日のせいか、MCに無駄が無い。歌声と押し出しにメガトン級のパンチが効いてきた。山手通りが出てるぞ。いや貫禄だ。バンド編成にギターがいないのが俺にはちょっとモノ...

    MO’SOME TONEBENDER LIVE 『100% junk』 (渋谷CLUB QUATTRO)

    2017.11.25(土) 1年ぶりか。モーサム。溜まったスペルマを放射するかの如く、オープニングから飛ばしまくる百々。爆音とスペルマシャワーを浴びてクアトロが揺れる。一番後ろで観ていると、まるでモーサム教の集会のようだ。「サイコーですかあーっ!」ってなカンジで。難聴になりそうなぐらいの爆音を全身で浴びていると、何だか胎内回帰をしているような気分になりキモチよくなってくる。これか。いや、これだ。チ...


  • 2017

    11月

    28

  • シアターコクーン・オンレパートリー2017 「24番地の桜の園」(渋谷シアターコクーン)を観て。

    11月27日(月)19時。チェーホフの「桜の園」を、かなりアレンジ。串田和美氏の色でベッタリ塗りつくされた美術、台詞、演出、舞台転換。チェーホフに怒られないかと心配するほどだ。もうとっくに死んでるけど。飽きさせないダレさせない演出はとても面白いのだけど、天下の風間杜夫さんを三輪車に乗らせて走らせて、延々の長台詞を言わせたのは如何なモノと思ったけど。パンキッシュでもあるか。うん。池谷のぶえの小劇場出...

    リーディング公演「やとわれ仕事」(新国立劇場小劇場)を観て。

    11月19日(日)17時。男性1人、女性2人の出演者が横に並び、上手に上下黒ずくめの「ト書き読み」の人がいる。「…フィリップス夫人、ドアを開け入ってくる」「…窓から顔を出すティム」とか、とても良い声と滑舌で読んでいるのだが、後半あたりに突然「間」と言った。「間」だぞ。「間」。もう大声で笑いたいのだが、どうもまわりはそんな雰囲気ではない。いや「間」って読むものなのか。そういう狙いなのか。いやいやどう...


  • 2017

    10月

    25

  • 岸 善幸監督 「あゝ、荒野 後篇」(新宿ピカデリー)を観て。

    「つながる」ためのセックス。ボクシング。暴力。予定調和でお膳立てされた社会をコブシひとつで切り裂く若者。親友であるバリカンを殺したのは、自分を殺したのか。母親が「殺せー!」と叫んでいたのは、自分を、母親を殺して欲しかったのか。さすがにラストの戦いには泣いてしまった。そしてラストカットは、「あしたのジョー」のラストカットよりも、切なさと胸元に突き上げる苦しさが残る。いつまでも「自分探し」をしてやがる...



大倉順憲

ゲストブロガー

大倉順憲