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大倉順憲さんの日記

  • 2018

    11月

    20

  • 舞台「鉄コン筋クリート」(天王洲銀河劇場)を観て。

    11月18日(日)。松本大洋の原作は少ししか読んでないが、これ、村上龍の「コインロッカーベイビーズ」をモチーフとしているのだろう。オマージュか。特にメインキャストの「シロとクロ」は「キクとハシ」だ。近未来で非現実的な設定が、70年代初頭のアングラ演劇のようなエッジを聴かせた脚本と演出でマッチしていた。ただ初日のせいか、音響のメリハリがもうちょっと効いていて欲しかったけど。ヤクザの鈴木役を演じる中西...


  • 2018

    11月

    02

  • PAUL McCARTNEY FRESHEN UP ジャパン・ツアー2018(東京ドーム)を観て。

    11月1日(木)25ゲートC-12ブロックアリーナ6列12番。ポール。素晴らしい。恐るべき76才。ベジタリアンってこんなに体力あるのか。いやベジタリアンだからなのか。90年の初来日から、ほとんどの公演を観ているので、今回はあえて苦言を呈するぞ。ポール。完コピーでやってくれ。「オブラディオブラダ」の途中で入る笑い声。「アハハハハ…」じゃなくて「アッ・ハッ・ハッ・ハッ」なんだよ。ブーデーのドラマーさん...


  • 2018

    10月

    31

  • 白石和彌監督「止められるか、俺たちを」(テアトル新宿)を観て。

    10月31日(水)12:20 席番J-7 出てくる人たち皆、ガイラさんから長年に渡って噂を聞いてきた方々ばかりで、なんだか他人事には思えない話だった。若松監督へのオマージュと、助監督の女子の話が軸になっているけど、これ、青春物語だ。若松プロの。いや60年代末から70年代初頭の若者たち、誰しも経験したことではないだろうか。切なくもあり清々しい話だった。ガイラさんって、この頃からダジャレばっか言ってた...


  • 2018

    10月

    10

  • 佐向大監督 「教誨師」(池袋シネマ・ロサ)を観て。

    大杉漣さんの最期の主演作で初プロデュース作品。練りに練り込まれた脚本。若手からベテランまで6人の死刑囚役の方々が超ハイテンションで放つ演技。それを静かに受け止める大杉さん演じる教誨師。差し込まれる回想シーンにも気を抜けなかった。黒澤の「天国と地獄」のラストシーンの連続だ。震えるほど感動した。下っ腹にドーンときた。死と向かい合い、死を迎い入れることを浄化させ、静かに見送る。現実にそんなこと出来るのか...


  • 2018

    9月

    29

  • 遊園地再生事業団 「14歳の国」(早稲田小劇場どらま館)を観て。

    9月28日(金)19時。作・演出:宮沢章夫。喜劇。なのに笑えない。神殿の真鏡をつきつけられているようだった。不毛な会話。目的が見えない優柔不断な言動。仕事と称する見せかけだけの時間つぶし。10数年前に、中島陽典さん演出で観たこともあったが、本家宮沢章夫さんの方が骨身にこたえた。それだけ虚飾の海を泳いでいるのかもしれない。今の俺。『刺されたのは俺か』などと、妙に真面目になってしまったぞ。身につまされ...


  • 2018

    9月

    24

  • NHK福岡制作ドラマ 葉月けめこ脚本 「You May Dream」を観て。

     往年のシナロケファンとしていう。よくぞ作ってくれた。まさかシーナ&ロケッツがドラマになるとは思いもよらなかったぞ。ま、シーナが亡くなったからだけど。シーナと鮎川さんの出会いから、結婚、出産、サンハウスの解散、そして東京進出までを、簡潔で洗練された濃い台詞で描かれている。でかしたぞ脚本けめこちゃん。ビートルズの「シーズ・リーヴィング・ホーム」の使い方なんて泣かされたぞ。そして結婚式の父ちゃん(松重...


  • 2018

    9月

    17

  • EIKICHI YAZAWA 69TH ANNIVERSARY TOUR 2018「STAY ROCK」(東京ドーム)を観て。

    9月15日(土)18時開演。24ゲート1階3塁側40通路3列344番。 入場時のアルコールチェック、身分証明書提示、持ち物チェック、QRコード提示…どれだけ厳しくなったんだよ。そんなにチェックしないと問題のある客がいるということなのか。気軽にちょっとビールでも呑みながら観たいんだけどな。いつもの「永ちゃんコール」と「ウェイブ」の後、永ちゃん登場。SP風の男達に囲まれ、革ジャンを肩から引っ掛けて。...


  • 2018

    8月

    26

  • 関田育子 作・演出「夜の犬」(三鷹SCOOL)を観て。

    8月25日(土)18時。宮沢章夫さんが推してたので、三鷹くんだりまで出張って観てみた。宮沢さんの舞台は、スタッフ・キャストともに図書館司書みたいな人たちがやってるけど、ここはコンビニ店員だ。それもあまり使えなさそうな愛想のない人たちばかり。白壁に包まれた無音の中、始まる。5分程演出と俳優の雰囲気に戸惑うが、すぐ物語にのめり込んでいく。お、小津だ。これ、現代の小津だ。ほぼ無表情。極力抑揚を抑えた台詞...


  • 2018

    8月

    18

  • ミセスフィクションズ 夏の振替上演・上映会(下北沢駅前劇場)を観て。

    8月17日(金)15時。公演延期を過去に経験した当事者(俳優としてだったけど)だからあえて思う。この選択しかなかったのだろうか。制作、作・演出家、俳優たちの苦渋の決断だったのは相憐れむ。当事者でしか分からない事象も多々あったであろう。しかし「納得できる作品にする為に延期」か「納得出来ない作品を上演」の二者択一しかなかったのか。「夢を実現する」のではなく、ただ「公演を行う」のだ。劇団内が、一種のスト...


  • 2018

    8月

    13

  • 瀬々敬久監督 「菊とギロチン」(テアトル新宿)を観て。

    8月12日(日)14時55分 席番I-6。誰だ。勝虎を演じてる女優…大西礼芳?知らん。でも良いぞ。誰だ。大杉栄を演じてるやつ…小木戸利光?なんだか昭和維新みたいな名前しやがって。知らん。でも良いぞ。特に演説シーン。「そうだ!そうだ!」と声をあげそうになる。オッパイ嘉門洋子が、こんな落ち着いた芝居が出来るようになったのか。あ、大西信満。こいつはずっといいなあ。「赤目四十八瀧心中未遂」から観ているから...


  • 2018

    8月

    11

  • 黒木和雄監督 「父と暮せば」(MX)を観て。

    井上ひさし原作。さすが骨太黒木監督。反戦メッセージの押し出しが良い。原作である戯曲の味も損なわれていない。原田芳雄さんお見事。長回しの舞台のような台詞を、立派にこなされている。ああ、こんな俳優さん…惜しいね。タイトルに名前があるだけで観てみたくなったもんな。

    朝倉薫プロデュース公演 「少年口伝隊一九四五」(中野ZEROホール)を観て。

    8月6日(月)19時。作:井上ひさし。昨年、原作を読んでいたのだが、やはりそのまま上演されていた。井上氏の死後も、脚本管理が行き届いているのだろう。井上氏の反戦メッセージがぎっしり詰め込まれているので、1時間ちょっとの上演時間は朗読劇なのに飽きない。3回目の公演ということらしいので、基本的な朗読劇演出も研がれていた。ただ、カーテンコールの挨拶は頂けなかった。一気に研究生公演のような雰囲気になってし...

    セドリック・クラピッシュ監督 「スパニッシュ・アパートメント」(DVD)を観て。

    この監督、レオス・カラックスのスタッフをやってたっつーから観たけど。ちぇっ。フランス版「俺たちの旅」ってとこか。青春映画は好きなんだけどさ。ケリー・ライリーの色っぽさだけが、もうけもの。ま、ドニ・ラヴァンのような天然クレイジー俳優は、なかなかいませんからね。


  • 2018

    8月

    05

  • 上田慎一郎監督 「カメラを止めるな!」(新宿TOHO)を観て。

    8月4日(土)22時30分 席番号Q27。噂の作品、ようやく観れた。新宿ケイズ、ユーロと満席が続いた為に、全国拡大公開。土曜日とはいえ、22時半スタートの回で満席。これはスゴイ。ひと言でいえば、映画好きが観たらたまらない映画。それも映画作りに携わったものなら、「そうそう」と相づちを打ちながら観てしまう。前半のゾンビ映画もワンカットだけに、さすがに緊迫感が伝わってきていい。後半の答え合わせも痛快。特...


  • 2018

    7月

    31

  • ウディ・アレン監督 「ブルージャスミン」(DVD)を観て。

    これは、賞総なめするはずだわ。ケイト・ブランシェット、ドンピシャはまってる。俺は、妹役のサリー・ホーキンスにゾッコン(ジュリエット・ルイスちゃんにチョイ似)。切ないラブ・コメディの中に、虚栄に満ちたセレブへの批判精神がたっぷり盛り込まれて、ウディ・アレンの手腕が全開。だけど、これ設定とか「欲望という名の電車」に似過ぎてないか。ほぼパクリといってもいいだろうが。コピーの「虚栄という名の花」というのも...



大倉順憲

ゲストブロガー

大倉順憲