大倉順憲さんの日記
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2013
5月
29
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深作欣二監督 「ギャング同盟」(DVD)を観て。
誰の文章を読んだのだっけ?この映画の事を書いていたのが気になって、メモしていたから観たのだけど思い出せない。小林信彦か?ま、いい。OPの戦後のアプレ達が暴れまわるカットから、内田良平が出所してくるシーン、そしてエンディングで組織を潰して一匹狼と寝返った組長の娘(三田佳子)が生き残るのは、仁義なき戦いを彷彿させた。平幹二朗さんもヤクザ役をやってたんだ。アイ・ジョージのライブシーンが印象に残った。佐...
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2013
5月
28
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ダーレン・アロノフスキー監督 「レスラー」(NTV)を観て。
これ、もう5年前か。上映されたの。ミッキーロークの「俺の居場所はここしかないんだ」にはシビレタなあ。ストリッパー役のマリサ・トメイの大ファンになりました。
豊田利晃監督 「アンチェイン」(DVD)を観て。
先日、千葉のロケ先で会った音声さんの女性に勧められて観た。 “THE 大阪”だよなあ。こんなヘビーな話、笑って出来ないもんなあ、大阪しか。この後のこの元ボクサーの生き方を、もういちど撮って欲しい。根っこで生きてる人間って、強いんだよな。俺もガンバろ。
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2013
5月
24
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青山真治監督 「サッド・ヴァケイション」(DVD)を観て。
北九州3部作のラスト。なるほど、「ユリイカ」の設定が微妙に反映されてるのか。「間宮運送」のロケセットも、「ユリイカ」の土建屋と同じだろう(たぶん)。石田えりさんが出てくることによって、あのふくよかな肉体で母性を堂々と見せつけたと思う。それが無ければ救いようのない話だもんな。えりさんに10点。
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2013
5月
17
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勝新太郎監督 「座頭市」(VHS)を観て。
1989年。バブル絶頂だったときの勢いで作った、実質上最期の「座頭市」。 勝さんの映画制作手法は、人聞きと各種の本からだいたい知っているつもりだが、いやはや、これどうやって撮ったんだろう。現場の大変さが、「撮影ノート」だけでは伝わってこない。 それだけ1シーンの密度が濃い。三木のり平さんとのシーンなんて、ほぼアドリブ合戦だ。緒形拳さんとの丁々発止の間合い。これ武士同士の間合いに通ずると観れる。...
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2013
5月
15
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中村義洋監督 「フィッシュ・ストーリー」(TVK)を観て。
ん~。ラストの答え合わせが、ちょっと強引だよなあ。原作のような展開は、映像ではむつかしかったんだろうなあ。
5月11日 elli+四角桂子LIVE 「サーモンピンクの街で」(渋谷七面鳥)を観て。
elli & 近藤洋史(bass) 四角佳子& 古橋一晃(guiter) ゲスト:大野真澄
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2013
5月
10
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ジャン=ピエール・ダルデンヌ 、 リュック・ダルデンヌ 監督 「イゴールの約束」(DVD)を観て。
俺の「ダルデンヌ全作品上映週間」ラストを飾る。といっても、これだけTSUTAYAにはVHSでしかなかったので、後回しになっただけだけど。DVDになってない理由が少しは飲み込めた。他の作品から見ると、緊張感が漂ってない。(親父役の常連俳優を別として)主役の男の子かなあ…ちょいと段取りになってるんだよなあ。カメラワークも他のような緊迫感が見えないんだよなあ。唯一、黒人のアシタに抱きつくシーンだけは唸...
ジャン=ピエール・ダルデンヌ 、 リュック・ダルデンヌ 監督 「少年と自転車」(DVD)を観て。
まっすぐ走る少年の一途な背中。一心不乱にペダルをこぐ少年。母はすでにいなく、父だけとつながる血の濃さ。非情な父。週末だけの仮の母(若い頃のジェシカ・ラングにチョイ似)に反発という甘えでぶつかる。ラストシーン。木から落ちてフラフラと自転車にまたがり、仮母の元へ向かう姿に、何故か郷愁を感じた。 とにかく自転車が欲しかった。僕は。何故だろう。今考えると、ひとりで漕いで好きな所へ自分の力だけで...
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2013
5月
09
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立川志らく 「志らくのピン 古典落語編」(渋谷伝承ホール)を観て。
開口一番 あくび指南 らく兵 一、 長短 志らく 一、 反対車 志らく 仲入り 一、 代わり目 志らく 一、 親子酒 志らく
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2013
5月
02
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【『L.A.ギャング ストーリー』クロスレビュー】ルーベン・フライシャー監督(試写)を観て。の感想。
ギャングをやっつける影の軍団々長役の、ジョシュ・フローリン。出てきたら「あ、ニック・ノルティ、髪染めて若返った」かと思ったぞ。ちょい似。ホンモノのニック・ノルティは、影の軍団の元締めだった。老けたねえ。調べたら「ケープ・フィアー」から22年も経ってるのか。飲酒運転なんかやってるから、顔がむくんで巨大化してるんだ。(江守徹さんよりデカイ)でも、声が以前よりも増してハスキーになっとるから、シブさも倍増...
ジャン=ピエール・ダルデンヌ 、 リュック・ダルデンヌ 監督 「ロルナの祈り」(DVD)を観て。
これはイマイチでしたね。カンヌで脚本賞を獲ったかもしんないけど。「愛の物語」となってるけど、あまりにもエッジ過ぎて。金の事で信用がなくなった男とは絶交する。シャブ中の男には同情して(?)ヤッテ、子供を作る。その子供は想像妊娠かもしんないのに、また別の男から逃げるさいちゅうに、小屋に閉じこもって腹の子供と対話する。オカシイゾ!ラストは気が狂ったかと思った。ま、それでもイイんだけど。狂う手前が面白い...
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