2013-05-02

【『L.A.ギャング ストーリー』クロスレビュー】ルーベン・フライシャー監督(試写)を観て。の感想。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

ギャングをやっつける影の軍団々長役の、ジョシュ・フローリン。出てきたら「あ、ニック・ノルティ、髪染めて若返った」かと思ったぞ。ちょい似。ホンモノのニック・ノルティは、影の軍団の元締めだった。老けたねえ。調べたら「ケープ・フィアー」から22年も経ってるのか。飲酒運転なんかやってるから、顔がむくんで巨大化してるんだ。(江守徹さんよりデカイ)でも、声が以前よりも増してハスキーになっとるから、シブさも倍増。で、ジョシュ・フローリン。イイね。ブチ切れ方が。彼が主役だったんだ。(ショーン・ペンがメインかと思ってたのです)ラスト・カットがジョシュでしたから。(でも、あの○○を海に投げてからの家族睦ましいシーンは意味不明でしたね)。で、ショーン・ペン。デビュー時は、ただのチンピラ俳優かと思ったけど、「俺たちは天使じゃない」でロバート・デ・ニーロとガップリ組んで驚かされ、「デッドマン・ウォーキング」で見事演技派にブレイク(まったくの私見ですけど)。「ミルク」あたりで、もう降参です。その途中に世紀のスーパースター、マドンナをナンパしてるんだから、タダモノじゃない。これは、彼にとっても凄くやりがいがあった役なんではなかろうか。“悪”そのものなんだから。狂気の顔(これはUPにはならなかったけど)とラストの惨めに凹られた顔と姿。これだけでも彼は儲けモンです。一番の買いは、ライアン・コスリング。ナンパ風の優男が、ポーカーフェイスで車を運転しながら拳銃をブッ放すカットがとても印象的。「ドライブ」で究極の愛を魅せつけ、惚れ惚れとする演技を思い出しましたよ。もうメチャメチャ良い。ロバート・パトリック!あの「ターミネーター2」の敵役が、こんなにシブくなってたのか。今際の際のセリフも、前半に布石があるだけに泣かせるぜ。ただ、ヒロイン役のエマ・ストーン。ショーン・ペンとライアン・コスリングが惚れるようなオンナか!?そんなに美女なのか。俺には片田舎のドライブインのオネエチャンにしか見えないのだが。テーブルマナーをとやかく云うようなタマか!?と、とやかく思いついたことを、ビール2本空けながら書きましたが、GWに何も考えずに観てスカッとするには最適の映画でした。

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大倉順憲

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