「居場所」があるってとても大事なことだと、最近特に思う。アパート、イキツケの呑み屋、仕事場、ご婦人の部屋、腹の上…どこでもいいからひと時でも安らげる場所が欲しいから、人間って生きてるんじゃないだろうか。だからいまだに俺はウロウロ彷徨っているのではなかろうか。この主人公のように命がけで求めてるのに手に入らないというのは、誠に哀しい話だ。
それにしても韓国映画って、これでもか、これでもかと、何でも畳み掛ける展開になるよなあ。おまけに最後のダメ押しに、妻の帰国シーン。しかもタイトルロール中に。こういうのが良いんだよな。日本でも。いつか使わせてもらおう。