久々に観ると、<名作>というよりも、<世紀の美男俳優アラン・ドロン>の売り出し大作戦映画、と感じた(当時、1960年の映画産業事情は知らないが)。「死刑台のエレベーター」で売り出したモーリス・ロネの、ふてぶてしい演技が良いから、ポーカーフェイス、いや、仏頂面のアラン・ドロンが映えたのでは?もちろん、ドロンの容姿端麗は文句のつけようが無いが。「美女だけど演技は勉強中です」なんて女優が「謎の女」という役設定で売り出すのと同じだ。「謎の女」は、ポーカーフェイスでOKだからな。原作は読んでないが、アラン・ドロンとモーリス・ロネの設定は、ゲイだったのでは?淀川長治さんが好きそうだな。映画も時が経てば、また味わいが違ってくる。