10月24日（土）19時。劇団NLT.まだあったンだ（失礼）。30年程前に、阿知波悟美さんの舞台を観た覚えがある。芝居はとても面白かったンだけど、カーテンコールで当時の演出家が、タカラヅカのトップスターのような出で立ちと所作で出てきて閉口したのを思い出した。それ以来「演出家は出てきちゃいけないな」と心に留めている。そうだ第三舞台を観たときもだ。演出家がボクサーの勝利者かの如く、出てきやがった。まあ、気持ちはわからんでもないが。
あ、それでこの舞台だ。フランス喜劇のヒット作らしいンだけど、こいつぁムズカシイねえ。
メクラ、オシ、ツンボの障害者たちが風俗ではなく出会い系でただヤリたいが為に工夫を凝らす…というたわいもない話のようだが、突き詰めるとけっこう話は深刻。河合香織著の「セックスボランティア」に通ずるとこがあるのかも知れない。輝有子好演。
