2020-09-23

大塚信一監督 「横須賀綺譚」(下高井戸シネマ)を観て。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

監督が5年間アルバイトをしながら製作したという、浪花節好きの俺にはたまらないガッツあふれる初監督作品。ピンク映画等で活躍していたふてぶてしいツラガマエ俳優川瀨陽太の落涙シーンが◎。しかし、初監督作品だけに思いがこもって台詞が切れなかったのか、語るに多いシーンもあったが。長台詞の間にショットで埋めても良かったのではないか。後半のブラックアウトには、まんまと映写事故かとハメられたけど・・・ラストが夢オチだと!「シベリア超特急」以来じゃないか。そんなの。5年間考えに考えた結果なのだろうけどさ。そうきましたか。上映後の監督の挨拶で出た「デビッド・リンチ」と「不条理」というワードに、とりあえず納得しとくけど。ん~。やっぱり消化不良。ま、好みの問題だろうけどさ。ヒロイン役のしじみが、抑えた演技で好演。次回作に期待。

キーワード:


コメント(0)


大倉順憲

ゲストブロガー

大倉順憲


月別アーカイブ