11月5日(月)19時開演。冒頭のキャスト紹介から、長台詞、ダンス、照明、音楽、シンプルな美術などなど、つかこうへいのDNAを盛り沢山に入れたエンタテイメントに仕上がっていた。しかも、路地の差別問題を巧みに取り入れた挑戦作。横内さんお見事としか言いようがない。若い役者達は、つかの事をあまり知らないだろうけど、力演。伴美奈子さんの芸達者ぶりが生かされたチャーミングな黄門様に見入る。有馬自由の反骨あふるる立ち姿にシビれた。ポン友六角精児の見栄切が往年の藤山寛美を思い出させた。近頃まれに見る“劇団力”ってやつか。プロデュース公演じゃ出来ねえよな。