大倉順憲さんの日記
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2012
7月
30
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豊田利晃監督「空中庭園」(DVD)を観て。
噂には聞いていたのだが、見落としていた映画。角田光代原作。 隠し事の無い人間なんているのか?「空中庭園」とは見事な題名。妙に色気(役者としての)と存在感のあった、ひきこもり気味の息子役「広田雅裕」は誰だと思い調べたら、広田レオナの実の息子だった。松田優作、蟹江敬三、三浦友和、柄本明、奥田瑛二、北村和夫…皆ご子息がイイカンジの俳優になっている。「七光り」なんてのもあるのだろうけど、やはりDNA...
THE ALFEE One Night Summer Dream 2012 We Get Requests !(さいたまスーパーアリーナ)を観て。
7/28 アンコールを含めて3時間半の熱唱。 メンバーよりも俺は年下なのに、こりゃ無理だ脱帽。12000人満員だし。 途中、照明でペガサスの羽ばたきを見せてくれたのには、感動した。
無人駅公演 作・演出 翠羅臼 「南北逆曼荼羅」(武蔵野芸能劇場)を観て。
7/28 「江戸歌舞伎のバックステージ」とチラシに書いてある。 鶴屋南北を演じるのは、元状況劇場の大久保鷹さん。 これ、テントでやった方がよかったんではないか。小奇麗な駅前の劇場よりも。(まあ、このクソ熱い中、テント公演は如何なものかと思うけど)全体的にドロドロしたお話なんだけど、それが表面上のセリフや舌ベロを出した滑稽な表情、所作(世間を小馬鹿にしてカブいているということなのだろうけど...
カメのタンバリン公演 「ゆるいかえる」(学芸大学MAPLE HOUSE)を観て。
7/24(火)出演:深水龍作 北野由美子 山本明子 谷口千明 堀江あや子 畑あつみ 龍作さんが劇中で、亡くなった友人を想ってつぶやいた歌が、何故か沁みた。 後で調べてみると、谷川俊太郎作詞、武満徹作曲による下記の歌。 ベトナム反戦をテーマにして、高石友也さんらが唄っているらしい。 最近、死期を感じることがある。 刹那的に流されるままに、好き勝手放題に生きてきた俺だが、身体の不調を...
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2012
7月
19
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三池崇史監督「殺し屋1」(DVD)を観て。
最近TSUTAYAが「旧作レンタル100円」なので、ついDVDばかり観てしまう。映画館に足を運ばないのは怠慢だ、と思いつつも、渋谷駅前店の邦画の充実さに嬉しくなり、出先のついでについ借りてしまうのだ。で、「殺し屋1」。冒頭2分で、以前観た作品だと思い出してしまった。それだけ前回観たときの印象が無かったのか。はっきりいってそうだ。菅田俊さん、国村隼さんらは良いのだけど。(タランティーノがこの映画を観...
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2012
7月
17
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西川美和監督「蛇いちご」(DVD)を観て。
宮迫のキャスティングが良い。インチキ臭まみれなオトコなのだが、どこかに家族の血を大切にするのではないかというニオイをかすかに残している役柄を好演。(現実もきっとそうなのだろう。と思う)この監督、実にキャスティングがうまい。大谷直子さん、つみきみほ、ボケた笑福亭松之助師匠。これで、全作観たことになるけど、早く次回作が観てみたい。いや、この監督と会ってみたいぐらいだ。
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2012
7月
14
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成瀬 巳喜男監督「女の中にいる他人」(DVD)を観て。
オープニングで、小林桂樹が歩く後姿、“男の背中”ですべてを物語っている。新珠美千代の女の業に驚愕。若林映子の妖艶にメロメロ。
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2012
7月
06
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西川美和監督「ディア・ドクター」(DVD)を観て。
「ゆれる」の完璧すぎる脚本、演出にも驚いたが、これもまた名作。映画館で観るべきだった。ニセ医者を演じる鶴瓶が良い。彼は、TBSのエチュード番組「スジナシ」での即興演技が評価されているが、即興中にときおり見せる我に帰った苦笑いが嫌で、あまり観なくなっていた。しかし、この映画の中では、その“真実と虚偽”と芸人の持つ“笑いと業”のようなモノが実にうまく引き出されていて、はまり役だった。西川美和監督。しか...
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