劇団☆新感線。33年前か、大阪オレンジルームで「広島に原爆を落とす日」を観たのは。藤吉久美子が白いドレスを着て、とても初々しかったのを覚えている。その頃は、つかのコピーばかりやっていたと思うのだが(まあ、そういう時代だったし)。舞台のエンタテイメントとしては、歌あり踊りあり、笑いありで面白いと思うのだが。演劇を映画にするってのは、如何なものだろうか。劇場で観ていたら伝わったであろう雰囲気とセリフも、映像で観るとなんだか小劇場のテンション高い芝居を固定カメラで撮って、出演している役者に酒を呑みながら自慢げに見せられたようで、居心地が悪い。でも、試写で終演後拍手が沸き起こったは初めての体験だ。人気があるんだなあ。