2015-01-30

モダンスイマーズ公演 作演出:蓬莱竜太 「悲しみよ、消えないでくれ」(東京芸術劇場シアターイースト)を観て。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

1月24日(日)観劇。
なかなか書けないでいた。この感想を。
で、何で書けないのか考えてみたら…想いが、たくさんあり過ぎたからだ。
ま、書くか。とりあえず。どうせそんなに誰も読まないだろうし。

芝居を観ながら…稽古場で、作家として、演出家として、役者と正面から向き合っている蓬莱クンの後姿が目に浮かんだ。そんな現場は見たこと無いのだけども。このホン、宛て書き過ぎて(これも出演者を個人的に知らないのにどうかと思うけど)ボディブローを5発ぐらい喰らったカンジだ。ちょっと怪しいセミナー、いやセラピーを受けている現場を見学しているのに似ている。重い。古山憲太郎の「ホントにホントにホントに・・・・・・・」と執拗に続くセリフは、双極障害を持つ男の発作に見えてきたからなあ。きっとそこらへんを見抜いてるんだろうなあ、蓬莱クンは。そんな場面が続く中で、でんでんさんの押し出しの強さには救われたな。「贈る言葉」を唄う場面の外し方、切ない唄い方、「行かないで」という中性的にも聴こえたセリフ。うん。うん。いいぞ。
前半。セット崩壊のハプニングから出来た劇場内の緊張感を、「ここの補修をやった方がいいんじゃないか…まだ二日目だぞ…」というアドリブで見事に救ってくれた(もしかしたら蓬莱クンの入れ知恵かも知れないが。楽屋で)。でも、後で大変だったんだろうな、スタッフ。おつかれさん。3000円はエライぞ!

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大倉順憲

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