2013-02-04

山田洋次監督「東京家族」(新宿ピカデリー)を観て。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

 橋爪さんの「かあさん。死んだぞ」で涙腺が切れた。ほとんど原作と一緒なのだが、(次男と嫁の設定以外)ラストに「小津安二郎に捧ぐ」とだけあるのは如何なものか。共同で脚本を書いた「野田高梧」の名前はどこにも出てこないのが、少し残念。メイキングで観たかぎりでは、けっこう監督にしぼられてた呑み屋での小林稔侍さんと橋爪さんのシーンが、ジンと来る。蒼井優の朴訥な演技とチャリンコの乗り方と、1シーンだけ出演した近藤公園のチャリンコのコケ方に10点。山田監督、こんなの作っちゃって、次は何を撮るのだろうか。

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大倉順憲

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