オープニング。ボーカル松岡恭子が裸足で出てきたら、あのカルメン・マキさんが頭に浮かんだ。マキさんが裸足で唄った「時には母のない子のように」の演出は、寺山修司だったっけ。松岡恭子はいつも裸足でライブに出ているのだろうか。これは躁鬱的な歌詞と攻撃的な(自虐にも見えるけど)パフォーマンスに合うぞ。無垢な子供が、ケガなんか恐れず考えもせず、大地を裸足で走り回って遊ぶように、限界点を越えるまでブッ飛んで欲しい。いいぞ、裸足の堕天使。裸足のルシファーだ。前回のインストアライブより、はるかに良い。4人のグルーヴ感が感じられる。「あとMCとステージングを整理すれば…」とまた観ながらチェックをしてしまう、中年演出家の俺。まあまあ、ここはお若い方々に任せておいて…