2012-01-24

マーチン・スコセージ監督「ジョージ・ハリスン/ リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」(DVD)を観て。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

高校生の時、奈良の猿沢池畔にあった映画館に、友人と壁を乗り越えトイレから忍び込んでタダで観た「ザバンド/ラストワルツ」。4年前、試写会で観て興奮した「ザ・ローリング・ストーンズ/シャイン・ア・ライト」。スコセージ監督が撮った音楽フィルムには、いずれもシビレタ。しかし、今回の3時間28分は長い。天下のビートルズのジョージの生き様なのは、わかるけど、もうちょっと短くならなかったのだろうか。3時間半もかけなければ表現が出来ないのは、如何なモノだろう。中学生の頃ビートルズに夢中になり、全曲を聴いた。確か14歳の誕生日にこの映画のタイトルのアルバム(3枚組)を買ってもらった覚えがある。(上京してすぐ、高円寺の古レコード屋に売ってしまったけど)その頃は、4人の中でジョージに一番興味があった。ポールやジョンのように前に出ず、少し控えめでシャイでハンサムでインド思想にはまってしまうジョージに、その頃の自分を投影、もしくは憧れてたのだろうか。特に「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」「マイ・スイート・ロード」を何百回聴いたか知れない。彼は死ぬまで精神世界や音楽で、自分の位置を求めていたんではなかろうか。あ、この映画の中で再発見したことをひとつ。「レボリューションNO9」のところでの、オノ・ヨーコのコメント「ジョンとジョージとワタシで、この曲を作ったのよ」~やっぱり、俺はこの女が嫌いだ!

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大倉順憲

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