ショーケン32才の時の作品。やっぱりカッコいいぞ。アパートの台所で、妻の小柳ルミ子に「財布落としてしもて、1万円貸してや」と、切羽詰って言うシーン。誘拐した子供の取り扱いに煮詰まってしまい、公衆電話の中で「もう時計もないんだ!時間がわからへんのや!」(質屋に売ってしまったから)と悶絶するシーン。故郷で昔の女、池波志乃を車の中で抱くシーン。ああ、なんて真に迫ってるんだ。実生活でもあったのか。ショーケン!DVD出してくれ。俺、買うぞ。三波伸介さんも好演。伊東四朗さんが好感持てる抑え気味の芝居で良し。
でも、なんといっても小柳ルミ子は絶賛。数々の賞を総なめしただけある。ただ、エンディングのテーマ曲は、如何なものか?何かのタイアップだったのだろうか?