ちょっとキツ過ぎるぞ。「冷たい熱帯魚」には、でんでんさんのコミカルな味や、セクシーな場面があって、ちょっとホッとさせられたけど。これは全員暴力的でシンドイぞ。ま、テーマとして、希望と絶望と欲望が混沌としているからなのだろうけど。ラストシーンにも、救いが感じられなかった。エンディングロールが脱兎の如くのショート尺で上がったのも、余韻を残す為なのだろうか。後味が悪い。そういえば、叫び、走り、詩を朗読…というのは「自転車吐息」でもあったけど、もう少し爽快感があった。でも、園監督には次回作に期待する。「愛のむきだし」テイストの作品を再度希望。でも超長尺は、もういいからね。