2011-12-27

萩原健一映画祭 神代辰巳監督「恋文」(銀座シネパトス)を観て。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

25年ぶりに観た。美術の先生役のショーケンが、部屋の窓にマニキュアで絵を描くシーンに感化されて、当時住んでた沼袋のアパートの窓に水彩画を描いたっけ。とにかくこの頃のショーケンは、天才的な感性のカタマリのようだ。めちゃめちゃ良い。今、50近くになって観ると、高橋恵子と倍賞美津子の間を揺れ動く男の気持ちがよく分かる。男は勝手な生き物だ。こんな理解ある女性(しかも美人!)の狭間でもがき苦しむ(いや、ショーケンはあまり苦しんでないか。思うがままに生きているだけか)なんて、至福の人生ですよ。これ、原作も読んでみよう。芝居のネタにもなるぞ。

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大倉順憲

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