少年キングに連載されていた「ワイルド7」。35、6年前だろうか。テレビドラマ(実写)で放映されていて観ていたことがあった。テーマミュージックの「ワイルド7~♪」というサビの部分だけはよく覚えている。黒の皮ジャンにバイク。バイクに乗ること自体が、ややアナーキーなイメージがあった頃だ。皮ジャンも不良と呼ばれる人達しか着られない世の中だったと思う。主演は小野進也。(最近あまり観ないけど、商売変えをされたのだろうか)
さて、この映画は、瑛太主演。アクションシーンは結構見応えあるのだけど、深田恭子の存在がよくわからない。スクリーン栄えする女優さんだけに残念だ。
それとエンドロールの素顔の役者紹介(カチンコを持ってカメラ目線でニッコリ!)は、要らないぞ。役者の素顔を見たくない。もちろんこれは俺の趣味だけど。吉田鋼太郎好演。いや、怪演。シェークスピア劇をやってるだけあって、声が良い。少し伊藤雄之助に似た顔立ちが良い。ラストシーンで、揃いの皮ジャンで、敵役の政府高官(前述の吉田鋼太郎)がいるビルに乗り込んで行くところは、忠臣蔵を思わせた。やはり、日本人好みということなのか。清純派、本仮屋ユイカも好演。