2011-09-15

前田哲監督「極道めし」(試写)を観て。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

刑務所の中で、一番美味しかった食事のコトを語り合う男たちの話。この監督が撮った「棒たおし!」は、僕の友人が城戸賞を受賞したホンだ。あと「ドルフィン・ブルー」も同じ友人が脚本に参加している。この中では「棒たおし」が一番面白かったぞ。おーい、M君元気か。でも、観終わった後に腹が減る映画でしたね。個人的にはデブの囚人が語る「カルボナーラが入っているオムライスのカレーがけ」ってのが食べてみたい。そんなのってあるのか。僕は3回のどを鳴らしてしまったけど。しかし、低予算の映画だなあ。(悪い意味ではない)カキワリの様なセットで回想シーンを撮ってしまうのには、驚いた。試写会に同伴したご婦人は「こんなチープなカンジも結構あたし好きかも」とおっしゃってたけど。ん~。70年代のニオイが残る演劇人にとっては、この作りは演劇に任せて欲しいなと、正直思った。寺山修司の映画で、こんな手法があったっけ。吉祥寺で「寺山修司全映画」なんてのをオールナイトで見た覚えがあるけど、どれがどの映画か覚えていない。全部一緒になっちまった。ん~。6点。

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大倉順憲

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