笑いをとることがコメディアンの専売特許であった時代は、もうとっくに終わっている。
生きづらかったのだろうか。個人としては生きていけなかたのだろうか。芸を煮詰めていけばいくほど、自信を喪失し、『使い捨てのテレビタレント』だということに気付き、これからの居場所が見つけられなかったのか。
<笑いの影に涙あり>。彼を適当に使っていた、テレビマンにも責任を感じてほしい。
「つまんねえな」「オチがイマイチなんだよ」「ネタがマンネリ」「カラダを張れよ」
良い大学を出て、芝居や演芸も観たことが無いのに待遇の良いからというだけでテレビ局に就職し、えらそうなことを言っている『ディレクター』の方々。君たちも煮詰まってみなよ。
で、この芝居。原案は、シェイクスピア。まあ『ロミオとジュリエット』だな。
主演はジャニーズ所属。わしゃ知らンけど。シェイクスピアというよりも、吉本新喜劇と70年代小劇場のエネルギッシュな芝居をミックスした感じ。こういうのが今、流行りなのかね。わしゃ知らンけど。笑いをとるのって、難しいでんなあ。