3時間35分の長尺。時代に逆行して、よく撮った!俺もよく観た。1カット、1シーンがやけに長い。地元の方々なのだろうか。朴訥な演技をされているのも、観ているうちに好感を持てる。「俳優は亡くなっても映像に残されているから良い」なんていうけど、大杉漣さんが胸を押さえて倒れるシーンは堪えた。介護をする小松政夫さんの姿も身に沁みる。室蘭に住み、室蘭とともに生きている監督の、過去から現代そして未来への希望を感じさせる良い映画だった。何がネットドラマだ!何がクラブハウスだ!シャシンだよ。本編だよ。ああ、もう昭和のオッサンか…映画が終わったのが、20時前。終わって酒も呑めやしない。チェッ。ふらりと室蘭に行きたくなった。