2月7日(木)19時半。ライブ前にちょいと一杯ひっかけようとラ・カーニャ近所の焼鳥屋で呑んでいると、ドヤドヤと六角バンド全員来店。なんだよおい。いつもは餃子の王将じゃなかったのか。こちらの方が先に店を出て、ラ・カーニャで待つ。本番ギリギリにいいこんころもちになった六角達がおっとり刀でやってきた。どれだけ呑んでんだよ。
観るごとに、ゆるくなってきた六角バンド。相棒全盛時は少し肩に力が入っていた感があったが、今回は特にゆるゆるだった。それが心地良い。まるで宴会に営業でやってきたバンドマン達のようだ。六角のボヤキ漫談MCには磨きがかかり、江上徹ちゃんのギターのキレが冴える。有馬君の六角背中越しのツッコミが良い。悟朗ちゃんも元気そうで良かった。
前半は憂歌団を、後半は高田渡さんを彷彿とさせ、エンディングの「漂々/下田逸郎」に集大成されるように、六角の人生の歩き方を魅せたライブだった。終演後、おかげでこちらもバンドメンバーの噂話を肴に、連れの美人女優と盛んに呑み明かす。ボヤキと漂々から、「男はつらいよ」「裸の大将」シリーズのようなことが六角に出来ないだろうかと妄想する。またな。六角。