2018年5月26日(土)18時 1階G列25番。マキノノゾミ・鈴木哲也上演台本、鈴木裕美演出。
吉田鋼太郎の圧巻の演技。その求心力のせいか、谷畑聡らアンサンブルにも伝染し、隅々までも観ていて飽きない演出。100人斬りのシーンは、あっぱれとしか言いようがない。六角精児とのアドリブ、花王おさむさんへのツッコミ。文語と口語を巧みに演じ分けたセリフ。いわゆる商業演劇の芝居になっていないところが良かった。小劇場出身の作家と演出家のおかげなのか。まるで勢いのある劇団の芝居のようだった。日生劇場が小さく感じられたのは初めてだ。