2016-06-13

TEAM O.H.S.&wonder×works企画製作公演 「キダリダ」(六本木俳優座劇場)を観て。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

6月3日ソワレ観劇。キダリダ。前回の2011年に観たときより、「待つ」という意味合いから、すべてを「許す」というエネルギーを感じ取られた。メッセージ色がより一層濃くなっていたので、観客の賛否は分かれるところだろうが、ひとつのテーゼとして見守りたい。演劇で在日韓国人の現在を明らかにした功績は大きいと思う。欲を言えば、「月はどっちに出ている」の中で、有薗芳記さんの「俺、朝鮮人は嫌いだけどチュウさんは好きだ」という立ち位置の配役が欲しかった。この作品は、元シネカノンの李鳳宇氏やリトルモアの孫家邦氏が観たら、どう動くのだろうか。大阪公演にも挑戦するというから、今後の為にも何か起爆剤を与えてやって欲しい。主演の松井宗但好演。

キーワード:


コメント(0)


大倉順憲

ゲストブロガー

大倉順憲


月別アーカイブ