• TOP
  • 大倉順憲さんの日記
  • 2020年03月

  • 1-7/7

大倉順憲さんの日記

  • 2020

    3月

    19

  • ヴィッキー・ジョーンズ監督 「フリーバッグ」(シネ・リーブル池袋)を観て。

    イギリスでヒットし、賞を総なめした独り舞台ということなので観てみる。めちゃめちゃ受けてるんだけど(スクリーンの中では)、さっぱりわからん。我が語学力の無さを悲しみ恥じるとともに、俺はエロ告白する女性が苦手なの思い出したぞ。ひとり芝居というより、女レニー・ブルースといったところか。(ほぼ座っているので、スタンダップコミックじゃないけど)何故「特別料金」で3000円なのだ。髙いぞ。最後の台詞「FUCK...


  • 2020

    3月

    11

  • 三島有紀子監督 「Red」(新宿バルト9)を観て。

    冒頭から、雪の中を赤い布をつけて走るトラックの力強い映像演出。劇中にも出てくる谷崎の「陰翳礼讃」を意識した光と影の照明。美男子から、やさぐれ感が出てきた妻夫木。いいカンジなのだが、女性目線のホンに感情移入出来ない。ありえないような設定でも、巻き込んでしまう力が欲しかった。ま、原作は読んでないけどさ。

    トッド・フィリップス監督 「ジョーカー」(DVD)を観て。

    DVDには特典映像が付いているというので、再見。なんだ、これっぽっちかよ。ってカンジ。 あ、2回観て、やっとわかった。これ、「キング・オブ・コメディ」と「タクシー・ドライバー」なんだ。だから、ロバート・デ・ニーロなのか。気がきいているねえ。


  • 2020

    3月

    07

  • 小津安二郎監督 「早春」(DVD)を観て。

    勢いつけて、小津をもう1本。これは確か、旧文芸坐で観た。25、6の頃。小津って、いや野田高悟か。これほどまでの人と人とに起こる感情の機微を、どうして描けたのか。ふたりはどういう関係だったのだろうか。そちらに興味が湧いてきたぞ。岸恵子。美しい。

    小津安二郎監督 「お茶漬の味」(DVD)を観て。

    25、6才の頃、確か高田馬場の早稲田通り沿いにあったACTシアターで観た覚えがある。オールナイトで。淡々とした台詞で、眠ってしまったはずだ。こんなに夫婦の奥深さが描けているなんて。木暮実千代の憎々しさ、佐分利信の懐深い演技。50をとっくに過ぎて、やっとわかった。申し訳ない。いや、お茶漬の味。俺にはまだまだわからんか。


  • 1-7/7

大倉順憲

ゲストブロガー

大倉順憲


月別日記