大倉順憲さんの日記
-
2018
4月
23
-
エドワード・ギラン 監督 「さすらいのレコード・コレクター」(新宿ケイズ・シネマ)を観て。
ディスカウント・チケットショップでチケットが1000円で売ってたんで観に行ったら…あら、前売1000円。正規の値段かよ。上映時間52分。しかもドキュメンタリー。まあ、いいか。アナログ・レコードの番組やってるし、何かネタにもなるか。と思ったら、あまりにもあっさりし過ぎてるぜ。「ロックは癌だ」「ロックが世界に広がって、素敵な音楽を潰した」という言葉には笑っちゃったけど。葉巻を咥えながら、ノリノリでSP...
ジョン・ヒルコート監督 「欲望のバージニア」(TX)を観て。
原題は、Lawless。無法地区。無法者。とでも訳すのか。邦題がイマイチだよな。 圧倒的に、寡黙でポーカーフェイスのトム・ハーディが良い。無骨だけど計算高い、田舎の青年を好演している。資料を調べると最初のキャスティングは、ライアン・ゴズリングだったのか。うむ。これもちょっと観てみたかったな。粘っこくて過剰な演技のガイ・ピアースも、ヒール役としてはこれぐらいがいいんだろう。キレキレ役でブイブイいわ...
-
2018
4月
11
-
ニック・カサヴェテス監督 「きみに読む物語」(TX)を観て。
吹き替えだったので暇つぶしのように観ていたら…なに!カサヴェテスの息子が監督!あ、サム<ライトスタッフ>シェパード!あ、ジーナ<グロリア>ローランズ!あ、あ、ジェームズ<ロックフォード>ガーナーじゃないか。なんて懐かしいんだ。俺のオールスターだよ。悪いけど主役のライアン・ゴズリングが霞んでしまう…と言いたいところだけど、さすがゴズリングちゃん。いつものポーカーフ...
スティーブン・スピルバーグ監督 「レディ・プレイヤー1」(試写・ワーナーブラザーズ試写室)を観て
小学生の頃、親父の本棚にイラストレーター真鍋博が書いた未来の予想図みたいな本があり、よく取り出しては眺めていた。確かブレードランナーのオープニングみたいなイメージだったと思う。あれから50年近く。今、新宿歌舞伎町あたりの巨大モニターなんかを眺めていると、ふと「ああ、あの本に描いてあったの、こんなカンジだったよな」と思い出すことがある。 近未来、スピルバーグがこの映画に描いたような世界が来るのか。...
-
2018
4月
10
-
ジェレミー・ジャスパー監督 「パティ・ケイク$」(試写:ヒューマントラストシネマ渋谷)を観て。
試写を観させて頂いたのに申し訳ないが・・・イマイチ。キャシー・モリアーティの存在感は圧巻。しかし、人物の背景と関係性が希薄で物足りない。デブでブスでビンボーな女性がビッグになる…というストーリーの振り幅が小さい。どうせなら、ラストのコンテストで、えらそうにふんぞり返っている大御所ラッパーを、アドリブでこてんぱんにやっつけて欲しかった。「SR サイタマノラッパー」の様なコメディ要素も欲しかったし。
-
2018
4月
04
-
デヴィッド・ドブキン監督 「チェンジ・アップ オレはどっちで、アイツもどっち!?」(NTV)を観て。
ライアン・レイノルズ主演。なんだけど、ライアン・ゴズリングと似てないか?てっきりゴズリングだと思って観てしまった。「ドライブ」の寡黙な役柄を演じたやつが、こんなコメディーも出来るのかと。ああ、違いましたね。本当に、どっちが喋ってるかわからなくなってしまうシーンもあったけど、上出来のコメディ。レスリー・マンのツンと上がったオッパイに乾杯。
-
2018
4月
03
-
白石和彌監督 「孤狼の血」(有楽町よみうりホール試写)を観て。
いつでも熱演の役所広司さんなのだが、個人的には「シャブ極道」以来のハマり役にみえた。 白石監督作品、だんだん大手事務所所属俳優の起用が多くなってきたように思う。メインどころは制作側の意見もあるだろうから仕方ないにしても、小劇場で頑張っているけど埋もれていきそうな俳優達をそろそろどんどん起用してもらいたい。初期の若松プロで、状況劇場のスター吉澤健さんが頑張ったように。(まあ、その頃はバジェットが少...
- 1-7/7