大倉順憲さんの日記
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2017
1月
13
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ルキノ・ヴィスコンティ監督 「郵便配達は二度ベルを鳴らす」(VHS)を観て。
ヴィスコンティの処女作って、これだったんだ。ん~。でもなあ、やっぱり、1981年版の、ジャック・ニコルソンの変態オヤジと、わが愛しきジェシカ・ラングちゃんのキッチンFUCKシーンが強烈な印象が残っていて、比べてしまいますな。完封勝利です!どうも最後に犯罪者が死んでしまうってのが、倫理道徳の教科書みたいでイヤだな。悪い奴ほどよく眠る…ッスよ。
ジェズ・バターワース監督 「バースディ・ガール」(CX)を観て。
とにかく、ニコール・キッドマン。美しい。イカれてしまう。惚れる。ダマされる。ダマされたい。こりゃ、しょうがない。でも、ハッピーエンドなのかなあ…
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2017
1月
03
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深田晃司監督 「淵に立つ」(渋谷アップリンク)を観て。
救いは無いのか、救いは無いのか、救いは無いのか…と自問自答を求められたような後味。 予想に反して「罪と罰」「贖罪」「家族観」「孤独」、そして全体の構成に関しては意外とサッパリと呑みこめたんだが(俺がヒネクレているせいかも知れないが)。特に「家族観」は、小津が描いていた虚無と孤立の家族像に、一番近いんではなかろうか。そこに救いがあったとすれば、古館寛治が心臓マッサージをする場面だ。人は神ではないの...
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