大倉順憲さんの日記
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2016
4月
22
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写真展「戦後昭和の新宿風景」(新宿歴史博物館)を観て。
昨年、開催掲示された作品もかなり重複していたようだ。前回と同じく、紀伊国屋書店前で、マックのジュースをカップで呑みながら、佇んでいる少女の写真の前で立ち止まってしまう。中学生ぐらいだろうか。たぶん地方から出てきて、その頃まだ地方にはあまりなかったであろうマクドナルドでジュースを買って歩きながら飲むのが夢であったんじゃないかな、彼女は。紀伊国屋の芝居のポスターでも見つめているのだろうか。有名な俳優の...
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2016
4月
19
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山根成之監督 「黄金の犬」(VHS)を観て。
なんじゃこりゃあ。豪華オールスターキャストの超大作なのに、オオボケ作品じゃないか。原作読んでないけど、こんなツメの甘い演出ってあんのかい。主演の鶴田浩二さん、キャラ違い過ぎるだろう。なんで島田陽子とデキちゃうのよ。夏八木勲さんと役交換した方が良かったんじゃないの。無駄なキスシーン、エロシーンばかりだし。三田佳子まで近親相姦寸前かい!地井武男さんのキレキレぶりだけが、目をひいたけど…う~ん。なんでも...
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2016
4月
08
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山中貞雄監督 「人情紙風船」(DVD)を観て。
ああ、なんど観てもいいなあ。画像も音声も荒いのに、台詞も何言ってるかわからないぐらいなのに。これが芝居の真骨頂なんだろうなあ。見せたいところを、寸止めでカットする思い切りの良さ。特にラストの、喧嘩のシーンと夫婦心中の見せ方。う~ん。唸るぞ。これ、パクって舞台化に出来ないものか。
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2016
4月
04
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マヌエル・ゴメス・ペレイラ監督 「スカートの奥で」(DVD)を観て。
久々に拝みたかったわが愛しのヴィクトリア・アブリルちゃん。だけど、この邦題はなんだ。もうちょっと気の利いたのなかったのか。闇で出回ってた裏ビデオのタイトルじゃねえんだし。と思って原題を調べたら「ENTRE LAS PIERNAS/BETWEEN YOUR LEGS」。「股間」かあ。スペイン語でも英語でも。こりゃしょうがねえか。セックス依存症の男と女、そしてドロドロの人間関係はいいんだけど、肝心の依...
ペドロ・アルモドバル監督 「グロリアの憂鬱」(DVD)を観て。
見落としとったアルモドバルの作品。副題が「セックスとドラックと殺人」。まんまやないか。カルメン・マウラの疲れた肉体が秀逸。いやこの監督、ホントにヘンタイだな。えげつない内容でもラストに子供の超能力ですべてをチャラにしてくれる。
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