2014-12-18

十夢祭-前説 このエントリーを含むはてなブックマーク 

ども、演出です。

再び予定がズレてしまい申し訳ないのですが・・・

今回は写真は掲載しますが、

「地球は僕らの手の中」ではなく、

公演前に前説を担当してくれた2人、

ハリー&ガネー

の写真をお届け!!

写真右がツッコミの「おーちゃん」。

左がボケの「りゅうちゃん」。
(オイラはりゅうた君って呼んでるけど、統一した方が良いよね・・・。)

2人とも十夢で芝居をやるのが初めてです。

おーちゃんは少し前に代役で舞台に立ちましたが、それでも経験不足なのは確か。

りゅうちゃんに至っては入団してまだ3ヶ月も経ってないですからね。

それで十夢の前説というのはハードルが高いです。

これはオイラの考えですが、極力上演前のアナウンスも楽しくしたいな、と思って居ます。

マイク越しに「携帯電話の電源はお切りください」なんて味気ないじゃないですか。

いえ、そういうのを否定している訳じゃないですよ?

そういうものに力を入れる事が不可能だったり、

そういう事に力を入れるくらいなら本編でしっかりやる!という考えもあると思います。

でも、オイラは違う、というだけです。

何より、入団が遅れた、というだけで役に付けないのは申し訳ない気がしてしまうのですよ。

劇団に練習に来るからには何か「目標」を与えたい。

役割を与えたいんです。

「居場所」「拠り所」って言い換えてもいいですけどね。

で、そんな初々しい彼等ですが、

本当に頑張ってくれました!!

最初にネタを自分達で作ってもらい、それをオイラが修正。

2週間で台本を覚えてもらいました。

オイラが2人に課した課題は1点。

全部覚えろ。凸(゚Д゚#)

相方の台詞も含めて、全部。

4分の漫才の台詞を一人で全部覚えるのが第1のハードルでした。

んで、覚えたら次は、「スラスラしゃべれるようにしろ」です。

淀みなく、噛むことなく、スラスラ。

息を吸ったら空気を吐ききるまで一気にズラズラ台詞をいっていき、これ以上無理だってなったらまた息を吸って、スラスラ言う。

で、これで2分以内に全部の台詞を言えるようにする。

一人で、ね。

2人は、漫才を急に任されたことにより、

「言い方は・・・」

「タイミングは・・・」

「間は・・・」

なんて心配をしていましたが、そんなのはまだまだ早い!

台詞を自分の思い通りに言えるようになることの方が先決です。

自分の言葉にする事が大切です。

役者もそうですが、漫才なんかは芝居以上に「決められた台詞を自分の思いついたような言葉で言えるか」が問われます。

今回は残念ながら「自分の言葉」までの域に達することは出来ませんでしたが、

3週間しか時間がない中で、しかも初の舞台であそこまでやれればオイラは充分だと思います。

漫才の「体」は成していたと思います。

面白いものを提供したくて頑張りますが、

無理にいろいろやってしまい、

逆にお客様に「白けた空気」を作ってしまうこともあります。

正直、過去にもありました。

でも、

この考えや、やり方を変えようとは思いません。

やっぱり、やらなきゃ成長は無いと思うんです。

失敗するかもしれませんが、それでも、やらないと経験ゼロのまんまなんです。

十夢は今まで1発ギャグや、物ボケ、漫才、コント、ダンス、殺陣など様々な事に挑戦してきました。

今でも成立出来ているとは思いませんが、それでもやり始めた当初よりは確実に上手くなっていると思います。

やはり継続は力だと思うんですよね。

「上手く出来ない」からといって、「やらない」という選択肢は可能性を狭めるだけです。

チャレンジしないと!!

それは、おーちゃんとりゅうちゃんが証明してくれました。

最初は会話になっていなかった2人の漫才ですが、

本番までには「体」になってたんです。

寒さが厳しくなってきた11月中旬。

3人で公民館の外で練習しました。

練習後、居残り練習です。

警備員さんに怪訝な顔をされたのは良い思い出です。

その他、個人練習として特別に時間を作って3時間丸々漫才の練習をしました。

時間を作って、時間を使って練習しました。

勿論、まだまだ修正したい所はありましたが・・・。

言葉の出だしの声の高さを調整したかったですし、

タイミングも修正したかった。

イントネーションも、間も、言い回しも直したかった。

でも、オイラは嬉しかったです。

会う度に上手くなっていく2人は、確実に家で練習してくれたのでしょう。

りゅうちゃんなんか、1週間くらいで台詞を覚えてきましたからね。

2人がまたコンビを組む機会があるかは分かりませんが、団員は十夢オリジナルの漫才を見ています。

十夢の文化・歴史として残るんです。

オイラが2人に教えた方法は、オイラのノウハウとして蓄積されます。

他の人にも「手法」として使える、ということです。

より良い方法を考えながら。

男性陣が「漫才の呼吸」を理解してくれると「笑い」が取りやすくなるので助かります。

十夢は、今後もいろんな事にチャレンジして、成長していきます!!

2人が楽しそうにやってくれたのは嬉しかったです。

おーちゃん!

りゅうちゃん!

お疲れ様でした!!

キーワード:

千葉県 / 船橋市 / 演劇 / 芝居 / 公演


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ozking

ゲストブロガー

ozking

“劇団十夢は千葉県船橋市を活動の拠点とした劇団です”


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