ども、演出です。
「次回更新は写真を・・・」との引きで終わった前回の記事ですが、それよりもまず書かなければならない事を思い出し、先にこの記事を更新することにしました。
役者が「お客様」の次に感謝しなければならない、スタッフに関してです。
まず、「感謝」に優先順位を付ける事は出来ませんし、
するべきではないのは重々承知で言いますが、
今回のスタッフで、
一番感謝をしているのは、
照明を担当した、
茜ちゃんです。
彼女は元々は・・・というより今回はかなりイレギュラーでスタッフに回ってしまいました。
茜ちゃんは生粋の役者です。
何でも平均以上にこなしてしまう彼女に、オイラは今回、甘えてばかりでした。
11月の公演で役者としての才能を開花させた彼女にスタッフを任せるのは本当に忍びなかったのですが、正直、彼女以上に信用出来る団員が居ませんでした。
オイラは、まず、「やるか」「やらないか」で判断します。
時間を「使うか」「使わないか」で判断します。
オイラは茜ちゃん以上に「やる」団員を知りませんし、時間を「使う」団員を知りません。
間違いなく、負わされた責任に対し、全うするのは彼女が一番です。
オイラは誰よりも、彼女を信用しています。
才能ある役者をスタッフにするのには抵抗がありましたが、適役が居ない以上、彼女に任せるしかありませんでした。
あと一人、居るとすれば・・・・・しずちゃんですかね。
で、彼女には実際、茜ちゃんの補佐に付いてもらった訳ですが。
しっかし、
いや~~~!!!
男の情けない事、情けない事。
本当!!世の中、「草食系」とかって言葉で逃げ道作ってる場合じゃないですよ。
男が情けなさ過ぎる。
痛い。
ツラい。
忙しい。
・・・・言い訳が多すぎる!!
今回、十夢祭で、本来の役割を達成しなかった男性陣!!
茜ちゃんの爪のアカでも煎じて飲みなさい!
いや、これだと、人によっては「ご褒美」になってしまうな。
茜ちゃんに「根性棒」で殴られて清めなさい!
いや、これだと、人によっては間違いなく「ご褒美」だな。
あぁもう!面倒臭い!!
この際、ハッキリ言っておく!!
もう十夢で弱い男はいらん!!!!!!!
第10回公演は今まで以上に厳しくなるのは当たり前だ。
団員が「練習から楽しめる劇団」は他にたくさんある。
そっちへ行きなさい!!
と、まぁ、興奮するくらい、茜ちゃんをオイラは評価しているのです。
女性を贔屓にしている訳じゃありません。
「やる人」「時間を使う人」は、十夢では圧倒的に女性が多いって事です。
そして、その中でも、茜ちゃんの責任に対する考え方や、実際にオペレーションする才能は素晴らしいとオイラが評価しているだけです。
彼女が望むなら、飯くらいは全然連れて行きますよ!
「私!頑張ったので美味しいもの食べさせてください!」って言われたら絶対断れませんって!
そのくらい、今回の十夢祭では、彼女に救われました。
オイラが最終的に爆発してキレずに済んだのは、彼女がスタッフで力を貸してくれたからです。
茜ちゃんからしたら、「そうなんですか?」って感じかもしれませんが、本当に、彼女のおかげなんです。
茜ちゃんに任せたのは照明でした。
十夢に入ってまだ1年。
役者をやるのも初めての彼女は当然、照明のオペレーターも初めてです。
11月まで役者一筋。
んで、本番が終わった瞬間に、12月の十夢祭・・・・・しかも2本の芝居の照明担当を依頼されたのです。
そりゃパニックにもなりますよね(笑)
いや、笑い事じゃないか。
でも、彼女は全てやり遂げてくれました。
照明と音響のイメージを伝えるスタッフ会議も、当初は3時間で終わらせるつもりでしたが、結局2日間に渡り、計6時間。
その全ての時間に彼女は同席しました。
ずっと座って話を聞いていたので、お尻も痛かったことでしょう。
さすってあげられるものなら、さすってあげたかった。
え?いや、スケベな意味は少ししか無いですよ?
ドリンクバーで何杯もお替りして、お腹がタプンタプンになったのは良い思い出です。
さて、そんなオールマイティーな茜ちゃんですが、流石に本番前日のゲネの時は結構ミスってましたね。
慣れない操作盤に「アワアワ」している茜ちゃんは可愛かったです。
オイラは、スタッフのミスに関しては寛容なので本番も同じくらいのクオリティでも良いかと思っていたのですが、茜ちゃん自身は納得いかなかったようです。
(スタッフのミスに寛容なのは、それが仕方がないと思っているからです。3~4時間で操作に慣れて、きっかけの多いオペレーションをミス無くやるなんて不可能に近いです。練習する時間が圧倒的に少ないのですから。)
帰りにしずちゃんの自宅により、二人で話し合いをして照明のQシートを書き直し、自宅に戻りオペレーションのイメージトレーニングをして来たようです。
その甲斐あって本番はノーミスでした。
これは凄い事ですよ!!
奇跡に近いです。
いえ、奇跡なんて言うと茜ちゃんに失礼ですね。
努力の賜物です。やはり、「時間を使う者」には成果が伴うんですよね。
本当に茜ちゃんに照明をお願いして良かった。
勿論、この経験は次回、役者をやる時に経験として活きてきます。
シーンの空気を読む力はかなり付いたんじゃないでしょうか。
そして、それにちゃんと付き合ってくれた、しずちゃんもお疲れ様でした。
「地球は」で出て、「見上げれば」でも出て、照明の補佐もする。
大変でしたね。
でも、茜ちゃんは結構しずちゃんを頼ってましたよ。
彼女が頼るのは「ちゃんとしている人」だけです。
本人が「ちゃんとしている人」だけに、「ちゃんとしていない人」は嫌いなのでしょう。
茜ちゃんの信用を勝ち取れるのは凄い事です。
茜ちゃんが本番、集中してオペレーション出来たのは間違いなく、あなたが側にいてくれたからです。
・・・・何か恋愛の曲の歌詞みたいだな(笑)
それに、見上げればの「幽霊チーム」を引っ張ってくれたのも、しずちゃんでした。
オイラが指示したこと全てにちゃんと返事をしてくれました。
「はい。」
この一言があるだけで何とやり易い事か。
オイラが指示したことが「やれるかどうかは分からない」、でも、「とりあえずやるだけやってみます」の意思表示。
「はい。」
しずちゃんが返事をする回数が増えれば増えるほど、目線はしずちゃんに向くようになりました。
やっぱり自然と意思疎通が出来る人の演出をしたくなるものですよね。
人間だもの。
そういう意味では、照明のタッグを組んだこの2人は、
やる気がえげつないコンビ
だったのですね。
こういう照明が専属で入ってくれると助かるんだけどなぁ・・・。
まぁ、また探そう!!
んで、
感謝を伝えねばならないスタッフのもう一人は、
こんちゃん!!
こんちゃんは今回、本当に成長しました。
スタッフで成長ってあんまり見られないものなんですけど、アンケートにも書かれたように、本当に音の入れ方が変わりました。
練習の時は結構ミスが多くて、
大丈夫か?(;・∀・)
と思ったものですが、それでも少しずつオイラの言いたい事を理解してくれて、やりたい事を理解してくれて、実際にオペレーションが出来るようになっていきました。
3月から十夢祭まで、何だかんだいって色んな公演しましたからね。
文化祭をやり、
野外公演をやり、
身内公演では2本の作品を担当し、
今回の十夢祭です。
専属の音響として1年間活躍してくれました。
十夢は今までスタッフは公演の度に色んな人に協力してもらい、スタッフを育てる、という事が出来ませんでした。
でも、こんちゃんは専属で音響に入ってくれて、続けてくれています。
次回の公演の時には、もっと音響の入れ方にこだわれることでしょう。
入れる時のボリューム。
入れるスピード。
フェードアウトのタイミング&スピード。
いろんな事にこだわれます。
そして、そのこだわりを達成することが出来たら、シーンは益々良いものになります。
そしてそして、こんちゃんにはその作業がやれる才能と実力があります!!
オイラが本当に作りたかった芝居がやれるようになります。
こんちゃんの存在はもの凄く大切。
今や十夢に居なくてはならない存在です。
もう少し話が出来る時間が増えると良いのですが・・・。
まずは色んな芝居を観て欲しいので、DVDを貸そうかと思います。
忙しいとは思いますが、こんちゃん!頑張ってみてください!!
そして、感謝スタッフの最後を飾るのが、
ヨルさん!!
当日配布したパンフレットの表紙に素敵なイラストを描いて頂きました。
それだけではなく、パンフレットの内側のデザインも担当。
こちらからの修正や訂正に何度も応えていただき、本当に助かりました。
ヨルさんのサイトがありますので、もし宜しければ是非、遊びに行ってみて下さい。
なぞのYの館
http://moon.velvet.jp/
あ、しまった。
なぞのって書いてあるのに「ヨルさん」って思いっきりバラしてしまった・・・。
怒られるかな。(゚A゚;)
打ち上げにも参加していただき有難うございました。
残念ながらオイラは体調不良により1次会は参加できず、申し訳ありませんでした。
アンケートに感想書かれてましたね!
オイラも何だか嬉しくなってしまいました。
やっぱり自分の作品が評価されるって嬉しいですよね!!
本当に有難うございました!!!
さてさて、
次回は本当に写真を掲載いたします。
まずは「地球は僕らの手の中」からです。
写真が多い分、文章は少なめかもしれません。(;゚∀゚)
べ、別に手抜きじゃないんだからね!!