ご無沙汰しておりました。
レヴューこそ書いていないけれど映画は色々観ていたり、プライベートでもゴタゴタしていたり…と、ちゃんと生きておりました。まさに“生死”について突き詰められていたかのような数ヶ月。あ、新作の編集もそろそろ…
そんな日々を過ごし、幾分ましとはいえまだまだ肌寒い土曜日、UPLINK FACTORYでやっと『ヘヴンズストーリー』を鑑賞。
それから、SHIBUYA DIESELで開催中のスパイク・ジョーンズの個展「THERE ARE MANY OF US-I'm Here」へ。CD&DVDフォトブックが先行発売中なのだそうです。
http://www.diesel.co.jp/art/concept.html
『ヘヴンズストーリー』はUPLINKでの初日だったので、上映終了後に寉岡さんと菜葉菜さんの舞台挨拶有り(写真ボケてますが)。
さすがに4時間38分の後はすぐに質問ができるような雰囲気ではなく、しばし茫然…。見応えのある作品でした。
特に、山崎ハコの存在感には圧倒されるものがありました。
最初にぐっときたところは、サトちゃんの「あなたのファンです!」という台詞。
そして、「家族を殺された人間はほんのちょっとでも幸せを望んではいけないのかな?」に対してのサトちゃんの「ダメだと思います!」というきっぱり一途な切り返し。
ただ、しっかり撮っているので、重厚につながっていく印象だけれど、どうしてもキャストが多い分、全体の尺が長いとはいえ1人1人の密度は薄く感じられてしまったり、終盤を出産や人形浄瑠璃的表現でまとめているあたりは微妙…?かもしれない。
4時間38分でぐったりして評価してしまうのだなあ、きっと(w)
…そして、スパイク・ジョーンズの『I'm Here』は、ロボットが主人公のラブストーリー。
ファンタジックでロマンティック、ほのぼのとしたタッチで一見可愛らしげだけど、凄いお話だったー。何だか悲しい気持ちになってしまう1時間。
…外に出て来た時にはあたりはすっかり真っ暗で、さすがに疲れたー。でも、1日中鑑賞三昧で大満足。
今からバンクシーのドキュメンタリーと『ブラックスワン』が楽しみです。