映画『台北セブンラブ(仮)』より
アップリンクが運営するクラウドファンディング『PLAN GO』では現在、日本未公開の台湾映画『台北セブンラブ(仮)』の日本公開に向けた支援を募るクラウドファンディングを2018年12月24日まで実施中。webDICEでは、起案者の葉山友美さんからのメッセージを掲載する。
このプロジェクトは50万円を目標にしており、集まった資金は、字幕制作費や会場費などに充てられる。10月26日から始まったプロジェクトは、11月5日時点で早くも63%の31万5,000円を集めている。
この作品は台北に住む7人の若者の恋愛模様を描いた恋愛ドラマで、台北映画祭に入選、香港アジア映画祭、北京新人映画祭、金馬賞最優秀新人賞&最優秀視覚効果賞にもノミネートされた。
映画『台北セブンラブ(仮)』より
原題は『相愛的七種設計』(七種類の愛のデザイン)。設計という中国語は「デザインする」という意味の他に、「罠を仕掛ける」という意味もあり、この原題には「愛を仕掛ける」という意味も含まれている。デザイン事務所を舞台にホテル・デザイン・プロジェクトを通した恋愛模様が描かれる。
映画『台北セブンラブ(仮)』より
自分のアイデンティティ、台湾の面白い映画をもっと観られる機会を作りたい
文:葉山友美さん(台湾映画社)皆さん、はじめまして!台湾映画社代表の葉山と申します。台湾映画社は良質な台湾映画をもっともっと日本の皆さんに見ていただきたい!そんな想いから立ち上げました。私は台湾人の両親を持ち、日本で生まれ育ったいわゆる在日二世です。親戚に会いによく台湾に行くので台湾が大好きですが、それ以外は普通の日本人です。映画も大好きで好きが高じて映画会社で働いたりもしていましたが、その頃からやっと自分のアイデンティティの一部である台湾を意識し台湾映画も見るようになり、面白さに驚きました。
台湾の認知が高まる今も尚、日本での台湾映画の公開本数はとても少ないです。なので、面白い台湾映画を一本でも多く公開させ、より台湾に興味を持ってもらいたいと思っています。これは台湾映画社として第一弾のプロジェクトとなります。映画を自主配給するのも初めてです。大手にしか実現できないことばかりではつまらない!映画配給にも色んな形があっていいんじゃないかと信じてがんばっております。ぜひとも皆さんのお力添えを頂いて、メジャーではなくても面白い映画を観られる機会を作っていきたいと思っています。
葉山友美さん プロフィール
台湾映画社代表。台湾人の両親を持つ日本生まれ日本育ちの在日二世。大学卒業後、インディペント系映画会社で働き、宣伝を担当。主な担当作品には『ムカデ人間』など。その後退職して2015年に台湾に語学留学に行き、本作と出会う。帰国後、台湾の空気を感じたく神田の台湾スイーツ店 東京豆花工房で働きながら結婚出産し今に至るが、実は現在第二子妊娠中。第二子を授かるとほぼ同時に台湾映画社を立ち上げ、本プロジェクトを開始。11月には子供と共にには子供と共に本プロジェクトでも良い結果を産み落としたいと奮闘中。
https://www.facebook.com/taiwanfilmagency/
映画『台北セブンラブ(仮)』
2014年、台北市は「2016年世界デザイン首都」に選ばれた。全ての台北のデザイン事務所がしのぎを削る中、ドロシーは元カレのバーズに誘われ上海から台北のデザイン事務所で働くことに。進行中の改装ホテルデザインプロジェクトの主任を任される。ドロシーに未練タラタラのバーズとホテルの二代目若社長マークに迫られるが、フランスにいる恋人を忘れられない。同僚は個性の強い人間ばかりだが、皆愛に飢えている。改装ホテルのデザインテーマは「愛」に決まるが、果たして無事「愛」はデザインできるのか。ドロシーが最終的に手に入れるのは、誰の愛なのか。
監督・脚本:陳宏一[チェン・ホンイー]
出演:許瑋甯[アン・シュー](『目撃者 闇の中の瞳』)、莫子儀[モー・ズーイー](『台北に舞う雪』)、黄璐[ホアン・ルー](『ブラインド・マッサージ』)、邱彥翔[チウ・イェンシャン](『あの頃、君を追いかけた』)、白梓軒[トム・プライス]、王大陸[ダレン・ワン](『私の少女時代』)、陳語安[チェン・ユーアン]
2015年/116分/台湾
【PLAN GO】台湾映画『台北セブンラブ』(仮)を日本公開させよう!
http://plango.uplink.co.jp/project/s/project_id/75