リビヤの情勢についていくために、
アルジャジーラのサイト、ライブ動画を見て、
BBCやCNN、ガーディアンの情報もさらっとチェックして、
日本語ニュースも見て、
あとはINSIGHTという中東情報ハッシュタグ集をチェックして・・・
http://www4.plala.or.jp/insight/
(ハッシュタグでつぶやかれた内容には事実のみでなく個人の感情なども含まれていて、
このごろの各国の混沌とあいまってこのハッシュタグ集も混沌としている状態。
なので、今は手早く情報収集するためのツールではないイメージ。)
と、時間のあるときに結構根気のいる作業をしている。
エジプト中心にチェックしてる時はこんなに根気がいったっけ?とふと思い、気づいたこと。
リビヤではインターネットが遮断されているのがすべての原因!
エジプトでもインターネットの規制はあったけどアルジャジーラがなんとか現地から生放送を続けていたので、文字データだけでなく映像・写真でもエジプトの状況を知ることができた。
人で埋め尽くされたタフリール広場を見るだけで相当なインパクトがあったし。
現在のリビヤはインターネットが遮断されていることと、メディアの現地リポートは今、主に国境付近からなので、気になる主要都市の写真、映像がインターネット上で少ない。
インターネットは徐々に解禁されているという話もあるけれど、エジプトと比べればやはり圧倒的に現地の写真・映像が少ない。
ここからは単純な人間の心理にも繋がっていくと思うのだけれど、一目見れば伝わる写真・映像が多いほうが人の興味を引く。
写真・映像が圧倒的に少ないと人々の関心も遠のいてしまいがち。
私自身が英文を完全に理解できないという問題もあるが、それ以前に写真や映像は、一瞬で人の感情を動かしてしまう。
情報が遮断されたリビヤで、民主化達成のためのデモが長期化するのは当然かもしれない。
それでも現地で携帯電話についているカメラで撮影したような現地の粗い映像がアルジャジーラやYouTubeで見ることができるので、どうもリビヤがわかりにくいのであれば、まずはそういった「画」から見てみるほうがとっつきやすいかもしれない。
エジプトの民主化運動のときと比べれば圧倒的に投稿数が少なく、その少ない動画や写真の中には虐殺が捉えられているので、かなり残酷かもしれないけれど。
ということで、今回気づいたのは、写真や映像の瞬発力と拡散性はすごいということ。
そしてそこに芸術性も加えて、人の心を動かすようなものにすれば、もっと加速するかもしれない。
自分に置き換えても、何かを伝えたいときに大いに使うべき手段だと思った。
そう言いながらこの日記は文字だけで書いたけど。