2011-10-03

東京のバンドkowloonにリアル・インタビュー、Offshoreに掲載 このエントリーを含むはてなブックマーク 

昨日、私の運営するサイトOffshoreにて、東京のインストゥルメンタルバンド、kowloonのインタビューを掲載しました。

Offshore -Media and Culture Center-:
「アジアに行くことも日本の地方都市をまわってるような感覚」香港ライブ直後のkowloonにインタビュー
http://www.offshore-mcc.net/2011/10/kowloon.html

我ながら、良いインタビュー記事になったと思います。
香港でのkowloonのライブに同行し、取材させていただきました。

バンドのインタビューと言えば、音について語られることが多いですが、今回、音については一切質問していません。
もちろん私はkowloonの音楽が大好きですが、このバンドのインディペンデントな姿勢にも強く惹かれています。
それに、音やバンドの成り立ちについて聞いてカッコ良く答えてもらって、憧れや羨望を助長するようなありふれたインタビュー記事は、私にとって面白くない。
今の日本のインディー音楽シーンってどうなのか、そして、日本のバンドが今、アジアでライブをするということがどういうことなのか、冷静に今のカルチャーを見据えるkowloonの皆さんによって、リアルに語られたと思います。
航空券代は自腹であること、実際の韓国・香港のオーガナイザーとのやり取りなど、赤裸々に語ってもらいました。

もうバブルなんて来ないし、時代や環境は目まぐるしく変わっている。
ライブハウスは出来すぎて、飽和状態。音楽ダウンロードシステムの整備のせいでCDが売れないと嘆く人たち…。
その一方で、インディペンデントに活動する人たちが、どんどんと国境を越えて繋がっていく。

kowloonのライブで香港に訪れたとき、同時に、香港のインディペンデントなクリエイター達にもたくさん会いました。インディペンデントな人たちの活動を覗かせてもらい、これは、もしかすると数年後には状況が良くなっているのでは?と希望を持たずにはいられませんでした。

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山本 佳奈子

ゲストブロガー

山本 佳奈子

“Offshoreというサイトでアジアのインディペンデントなアート・カルチャーを紹介しています。webDICEコントリビューターとして、「キューバ紀行」「アジアン・カルチャー探索ぶらり旅」書いてました。”


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