2009-10-04

自民党と絶滅恐竜 このエントリーを含むはてなブックマーク 

『いまは将来の予測ができない時代。過去にとらわれる老人ではマネージできない。これからは若者の時代である』・・という趣旨のことを、伊藤忠会長の丹羽宇一郎氏が言っている(『世界』10月号P125)。

 自民党は新しい総裁に谷垣氏を選んだが、大丈夫なのだろうか? 森喜朗・元首相も相変わらず大きな影響力を持っているようだし・・まぁ昔から権力を握ってきた人たちはそれを手放したくないんだし、そうした人たちに近づくことで栄えてきた人たちもたくさんいるから、そう簡単には変わらないのだろう。選挙にボロ負けしても。
 なんと言うか、ムラ社会の長老支配のようだ。自民党というのは。

 日本はおそらく世界トップクラスでメディアの影響を受けやすい国で、一つの方向にまとまりやすい国。それを思うと、日本というのは価値観の狭いムラがそのまま大きくなったようなもんだなぁ、ムラの意見に逆らうやつは『非国民』とか『空気読め!』とバッシングされて吊るし上げに遭うわけだし。だから自民党は相変わらず長老支配を続けようと考えるのかな・・政党のスタイル・性質というのはその国の国民性と無縁であるはずがない。

 恐竜は環境の変化に対応できず、絶滅した。自民党はどうするのだろうか? ガンコに自分を貫いたあげく滅びる、というのも一つの美学ではあると思う。『滅びの美学』という言葉もあるし。
 

キーワード:

自民党 / 選挙


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菊田純一郎

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