2017-03-27

『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』が絶賛発売中! 越後谷卓司、金子遊、太田曜、西村智弘、ジュリアン・ロス、阪本裕文、平倉圭、吉田孝行、西川智也、岡田秀則 このエントリーを含むはてなブックマーク 

昨年11月に刊行された西村智弘・金子遊=編『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』(森話社)にアメリカの映画作家ジェームス・ベニングについて日本語で初めての論考を寄稿しました。

写真はジェームス・ベニングが、カリフォルニア州シエラネバダ山脈の山奥に自ら建てたセオドア・ジョン・カジンスキー(ユナボマー)の小屋のレプリカです。

アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ
西村智弘・金子 遊[編]
四六判/368頁
本体3500円(+税)
ISBN978-4-86405-103-3

マヤ・デレン、ペーター・クーベルカ、アンディ・ウォーホル、スタン・ヴァンダービーク、マイケル・スノウ、ロバート・スミッソン、ジェームス・ベニング、ジョナス・メカス───。
世界中からアメリカに集結した才能は、シュルレアリスムからミニマリズム、パフォーミング・アーツ、コンセプチュアル・アートなど、ジャンルの境界を越えて、視覚、身体、媒体の本質を追求し、映像表現のさらなる深化と拡張をもたらした。
戦前から現代に至るアメリカ映画/美術のオルタナティヴな系譜を探る。

【目次】

[1]
Ⅰ モダニズムの臨界点と、その先へ──アメリカ実験映画の史的考察=越後谷卓司
Ⅱ 民族誌家としてのアーティスト──マヤ・デレンとヴードゥー信仰=金子 遊
Ⅲ ペーター・クーベルカ PETER KUBELKA──伝説の映画作家=太田 曜

[2]
Ⅳ アンディ・ウォーホルの映画──ありのままの美学=西村智弘
Ⅴ パフォーマンスとしてのエクスパンデッド・シネマ=ジュリアン・ロス
Ⅵ マイケル・スノウ再考──スーパーインポーズの再帰性=阪本裕文

[3]
Ⅶ 異鳴的うなり──ロバート・スミッソン『スパイラル・ジェッティ』=平倉 圭
Ⅷ 不在の人物とその表象──ジェームス・ベニング『ステンプル・パス』=吉田孝行
Ⅸ アメリカ/実験映画/現況=西川智也
Ⅹ 前衛を分かち合う場所──アンソロジー・フィルム・アーカイヴス=岡田秀則
 「エッセンシャル・シネマ・レパートリー」全映画リスト
日本におけるアメリカ実験映画の受容──あとがきにかえて=西村智弘
あとがき=金子 遊

【本書をamazonで購入】https://www.amazon.co.jp/dp/4864051038/
【森話社ホームページ】http://www.shinwasha.com/103-3.html

【吉田孝行プロフィール】
1972年北海道生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。映画美学校に通い、様々な映像作品の制作に携わる。山形国際ドキュメンタリー映画祭2011でヤマガタ映画批評ワークショップに参加。東京フィルメックス2014でアジアの映画人材育成事業「タレンツ・トーキョー」のコーディネーターを担当。日本で唯一のドキュメンタリー専門誌「neoneo」の編集に携わる。共著に『クリス・マルケル―遊動と闘争のシネアスト』『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』など。最新作『ぽんぽこマウンテン』が、映画祭、ヴィデオアート祭、展覧会など、世界14カ国、17の国際フェスティバルに選出されている。

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【関連記事1】http://www.cinematoday.jp/page/A0005386
【関連記事2】https://jp.sputniknews.com/opinion/201611042976112/

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吉田孝行

ゲストブロガー

吉田孝行

“映像作家。これまで世界30か国以上の映画祭や展覧会で作品を発表している。近作に『タッチストーン』『エイジ・オブ・ブライト』『ある日のアルテ』『ある日のモエレ』など。共著に『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』など。”


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