香港にあるギャラリーAISHONANZUKAで、10月12日〜11月9日の4週間に渡って開催された個展が、先週終了を迎えました。
今回の展示の反響は、残念ながらまだあまり耳に入ってこないのですが、自分でいうのもなんだけども、コンセプトの面でもその表現の面でも今までで一番洗練されたものになったと考えています。
お客さんの入りがどうだったかというのは僕は会期中は日本にいたので、はっきりとしたことはわからないけど、もしそれほど多くなかったとしたら、その原因は2つあって、まだ現地にできたばかりのギャラリー(渋谷にあるギャラリーAISHO MIURA ARTSとNANZUKAが共同で構えた新しいギャラリー)ということと、これは自己卑下から言うのではなく事実として言うのだけれど、僕は僕でまだ全然知名度がないということです。それがスムーズな広報につながらなかったんだろうとなんとなく想像がつきます。
今回の展示は、ギャラリーができてからわずか2度目の個展(その前は空山基氏。知名度が違いすぎる!)で、ギャラリーも気合いを入れてくれてたので、そういうことがよりいっそう、今回は猛烈に悔しかった。まず名前を売る意味でも、こういう場で書けることは、じゃんじゃん書いていこうと思いました。自分のやってることは自分できちんと公に向けて説明していかないといけないなと。また同時に、誰に向かってなのかは自分でも分からないけど、漠然と、「これで済むと思うなよ」と、ちょっとブチキレてしまっている。
ところで、今回の展示のタイトル「Ethical Split / Aesthetic Void」は、「倫理的不協和 / 審美的空洞」という意味です。この意味については、次回書こうと思います。あんまり長い文章って可読性の面でブログの形式に不向きなので。
画像は今回の個展のDMです。イカすでしょ。