オリンピックに疎い私はきのうで終わりかと思い
（だって、Googleのロゴが「閉会式」ってなってたし）、
きのうの夜、ニュースを見ようとしたのにまだマラソンをやっていたので、
おかしいな～と思いながらも、
けさは久々にまともなニュースが見れるのを期待して朝の7時にNHKをつけたところ、
今度はビッカビカのショー然とした閉会式の真っ最中で、
唖然としながらも、開会式のすばらしさを物語っていた人たちが何人もいたから、
どれ、と謙虚な心で（ほんとかな？）
私も朝食を取りながらエンターテイナー（アーティストと呼んでもいが）が次々と出てくるのを横目に眺めてはいたけれど、
いくらクイーン世代であっても、
ギラギラ・ビカビカ・ガビガビで趣味に合わず
（というか会場が大きいと、大味の演出になるから。
どうもそういうのは私、あんまり好きじゃないのね）、
しかも、家を出る7時半過ぎまでいっさいほかのニュースは流れなかった。
それに、画面の左上に各地のお天気はいつもどおり出ていたのに、
私が朝、一番当てにしている、左下だったかの時刻表示はずっと消えたままだった……。
そのことに、ほんとにこの国ってどうなってるんだろう、と思いはしたものの、
これは実はいつもの朝のニュース番組、『おはようにっぽん』ではなく、
オリンピック中継そのものだったと後で知って、
それじゃあニュースをやらなくてもあたりまえか、と納得はしたけれど、
通常のニュース番組を後回しにしてまで
（しかも普通、朝のテレビは時計代わりのはずなのに時刻表示まで消して）、
公共放送と銘打つ放送局で、
リアルタイムで放送すべきほどのものですか、他国でやったオリンピックの閉会式って？
後でまとめてやれば充分じゃないですか。
なんか、同時中継でどうしても目撃しなければならない瞬間があそこに凝縮でもされてたわけ？
そこが私個人としては、やっぱりどうにも解せん。
で、ニュースじゃなくてそのような特別番組だったから、
一部の音楽ファンからは、アナウンサーの解説が演奏のじゃまになってうるさいと文句がついたらしいけど、
私はてっきり『おはようにっぽん』の一部として報道しているのだと思っていたから、
あ～、いいな～、このアナウンサーらしい冷めた解説……と思って見ていた
（特に男のアナウンサーのほうが）。
どうもあるミュージシャンの名を知らなかったらしく
（私もこの人全然知らないんだが）、
「（次は）おしゃれな男性が出てきました」とか評したあたりのダサい言葉遣いなども。
最近は『おはようにっぽん』でも、
男女のアナウンサーがひたすら盛り上げようとするのが、
ぎゃーぎゃーうるさいばかりなので、
久々にアナウンサーらしい落ち着きに出合った気がする。
歌手の名前を知らなかったのは番組解説者としてはまずかったけど、
NHKのアナウンサーはやはりあれぐらいもったりしていたほうがねえ。
こういう感じ方もあるんだよね。
次の開催地のリオにオリンピックを手渡していくという演出が、
ミュージシャンによって効果的に表されていたとは思うけど、
なんでこんな著名と言われるミュージシャンたちを、
いちいち開会式や閉会式に勢ぞろいさせなければならないのか。
そこらへんが、ミュージシャンのはしくれやってても私にはよくわからない。
前にも書いたけど、ほんと、次の開催地が東京じゃなくてよかった。
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