『映画監督アンジェイ・ワイダ ~祖国ポーランドを撮り続けた男~』
上映されるドキュメンタリー番組は、NHKの衛星波で放送された番組の中から厳選された全10作品。ハイビジョンで撮影された、ボリューム感・臨場感たっぷりの高品質映像が、巨大スクリーンに展開する。NHK番組がまとまって劇場公開されるのは初の試みだ。今回公開される10作品をご紹介。その中から2/11(祝・木)13:30~上映の『映画監督アンジェイ・ワイダ ~祖国ポーランドを撮り続けた男~』に5組10名様をご招待!
『マンホールチルドレン』
(えふぶんの壱/2008/117分)
1990年代、社会主義崩壊後の混乱期にあったモンゴル。その首都ウランバートルは、社会から見捨てられ、路上で暮らす子どもたちであふれていた。地下を走る温水パイプで寒さをしのぎながら生きる彼らは「マンホールチルドレン」と呼ばれた。冬は氷点下40度にもなる極寒の街角で、彼らは、飢えと寒さと戦いながら生き延びてゆく。作品では、マンホールで育ち大人になった2人の少年と1人の少女の姿を10年間にわたって記録した。マンホール暮らしから脱出する者、再びマンホール暮らしに転落する者。その人生は過酷で壮絶だ。シアトル国際映画祭審査員特別賞受賞作品。
上映スケジュール:2/6(土)13:30~、2/12(金)18:30~(ティーチインあり)
『マンホールチルドレン』
ディレクター:高橋太郎からひとこと
モンゴルに、子供たちだけで暮らす地下社会があると聞いたのが始まりだった。それは面白いと興味を引かれモンゴルを訪れたが、中途半端な好奇心は粉々にされた。想像以上の弱肉強食の世界。弱い子供は強い者に虐げられて生きていくしかない。ゴミに埋もれて寝起きしゴミを食べて命をつないでいたのが、マンホールチルドレンだ。この暗い穴に転落したら、這い上がるのは容易ではない。しかし彼らは栄養失調気味の小さな体で、自分たちの幸福を考え、求めていた。貧しさの最底辺で、彼らは、毎日夢を見て、毎日傷ついている。過酷な現実の中で、彼らが作る物語は私的なものである。だがそこには人間が生きていくためのエネルギー、マグマのような“業”というものが沸騰していた。
『ヤノマミ ~奥アマゾン・原初の森に生きる~』
(日本放送協会/2009/120分)
アマゾンの最深部、1万年以上にわたって独自の文化・風習を守り続けているヤノマミ族。取材陣は150日間にわたって彼らと寝食をともにし、その原初の暮らしをカメラに収めた。動物の精霊を病人に憑依させ、病魔を追い出すシャーマン。森の奥でひっそりと行われる女性だけの出産。そして、産んだ子どもを人間として育てるのではなく、精霊として森に返すことを選択し、シロアリに食べさせる母親。ヤノマミによって私たちは、“生きるとはどういうことか”を見せつけられる。「ヤノマミ」とは、彼らの言葉で“人間”という意味である。放送文化基金賞優秀賞受賞作品。
上映スケジュール:2/6(土)16:00~、2/9(火)13:30~、2/11(祝・木)18:30~(ティーチインあり)
『ヤノマミ ~奥アマゾン・原初の森に生きる~』
ディレクター:国分 拓からひとこと
街中で死骸を見かける事が少なくなった。食べる者と殺す者とが別々なせいか、肉を食べる時に心が痛むこともない。しかし、ヤノマミの世界は違う。自分で奪う命は自分で殺し、感謝を捧げた後に土に還す。今日動物をさばいた場所で、明日女が命を産み落とす事もある。死は身近にあって、いつも生を支えていた。それは余りにもリアルで、何度も打ちのめされた。私たちは死を想うしかなかった。そして死を想うことは生の輝きと同義なのだと言い聞かせて、番組を作った。力及ばず、正視できない人がいたとすれば、それは、私たちの責任だ。彼らは“野蛮”でも“凶暴”でもない。よく笑い、怒り、遊び、泣く。まさに“人間そのもの”だった。
『喜びは創りだすもの ~ターシャ・テューダー四季の庭~』
(テレコムスタッフ/2005/110分)
アメリカ・バーモント州の山の中、2008年6月に亡くなった絵本作家のターシャ・テューダーさんは、30年以上の時間をかけて自らが作り出した夢のように美しい庭で暮らしていた。四季折々に花が咲き乱れるこの庭で、入植時代のアメリカの“古き良き暮らし”を愛するターシャは、丹精込めて植物や動物を育て、ゼリーやジュースやロウソクを手作りしていた。世界じゅうのガーデナーの憧れの的である庭で営まれる、つつましやかでゆったりとした暮らしを、1年間にわたって見つめ続ける。どこまでも美しい風景から浮かび上がるのは、どこまでも強靱なターシャの生き様だ。
上映スケジュール:2/6(土)18:30~(ティーチインあり)、2/12(金)13:30~
『喜びは創りだすもの ~ターシャ・テューダー四季の庭~』
ディレクター:松谷光絵からひとこと
忘れられないひとこと。
クリスマスの準備を取材中「カメラの前で大げさな話はしたくないから」と、ターシャはスイッチを切るのを確認して話し出した。「こういう季節ごとの行事に、家族が集まって楽しむことを大切にしていたら、世界は“平和”になると思うのよ。だって戦っている暇なんてないんですもの」。
『少女たちの日記帳 ~ヒロシマ・昭和20年4月6日-8月6日~』
(テレビマンユニオン/2009/109分)
広島県立広島第一高等女学校1年生。新入生である少女たちは、学校から日記帳を渡され、毎日のように日記をつけていた。そこには、学校生活、友人関係、家族のこと、そしてほのかな恋心などが切々と綴られている。防空壕の中でも、勤労奉仕の最中も、少女たちは明るく元気に生きていた。しかし、その命は、たった一発の原子爆弾で奪われてしまう運命にあった。わずかに残された10冊の日記帳をもとに、当時をドラマとして再現。さらに生き残った人々による証言を交えながら、少女たちから生き生きとあふれ出ていた命の輝きを描く。文化庁芸術祭賞参加作品。
上映スケジュール:2/7(日)13:30~、2/9(火)16:00~(ティーチインあり)
『少女たちの日記帳 ~ヒロシマ・昭和20年4月6日-8月6日~』
ディレクター:岸 善幸からひとこと
上級生に憧れ、友達に嫉妬し、男の子に恋をし、身体の変化に戸惑う。64年前の日記帳には、紛れもない「思春期の少女たち」がいた。現代っ娘を、あの時代にタイム・スリップさせ、彼女たちの思春期も記録する。そんな試みに、挑戦してみた。
『“認罪” ~中国 撫順戦犯管理所の6年~』
(テムジン/2008/109分)
1950年7月、ソ連から中国・撫順に元日本兵969人が戦犯容疑者として移管されてきた。戦犯管理所に収容された彼らは、判決を待ちながら、自ら戦時中に犯した罪を認めることを求められる。死刑の恐怖に怯えながらも、自らの残虐行為を文章に書き出し、過去と向き合ってゆく元日本兵。かたや、肉親を殺された恨みを押し殺し、日本人の思想改革のためにと寛大に接する中国人職員。6年後、号泣しながら謝罪し極刑を望む日本兵に下されたのは、多くが起訴免除という寛大な判決だった。その背後には周恩来の存在があった。埋もれた戦後史を描く迫真のドキュメンタリー。ギャラクシー賞大賞受賞作品。
上映スケジュール:2/7(日)16:00~(ティーチインあり)、2/9(火)18:30~
『“認罪” ~中国 撫順戦犯管理所の6年~』
ディレクター:中村 豊からひとこと
撫順の捕虜収容所で過ごした人たちの多くは、帰国後様々なレッテルを貼られ、口を閉ざしてきた。取材に行くたびに「きみは何を言わせたいのだ」と言われ、そのたびに「僕は何があったのかを知りたいだけです」という言葉を繰り返し、ひたすら話を聴き、その裏づけをとり、資料を発掘し、疑問点が出れば、また話を聴くということを重ねた。そこで起きたこと、彼らの心中はあまりに複雑で、それに何か方向性をつけるのではなく、複雑さのままに伝えようというのが、僕のできることだった。まだできることはあったのではないかと今も自問しているが、中国での日本軍の行動を“罪”として一身に担わされた人たちの証言を、記録し残せたことに、少し安堵している。
『映画監督アンジェイ・ワイダ ~祖国ポーランドを撮り続けた男~』
(ドキュメンタリージャパン/2008/109分)
このほど映画『カティンの森』を完成させたアンジェイ・ワイダ監督。長らくタブーとされてきた第2次世界大戦中のソ連軍によるポーランド兵虐殺を描いた作品だ。虐殺されたポーランド兵の中には、ワイダ監督の父親も含まれていた。この映画に至る半世紀もの間、ワイダ監督は、当局による検閲を巧みにかいくぐりながら『地下水道』『灰とダイヤモンド』『大理石の男』『鉄の男』などの代表作を制作してきた。社会主義政権下のポーランドで、歴史の真実を伝えるべく、常に自由な表現を求め続けてきたワイダ監督の戦いを、知られざるエピソードでつづる。ATP賞グランプリ作品(受賞は「ETV特集」版)。
上映スケジュール:2/7(日)18:30~、2/11(祝・木)13:30~(ティーチインあり)
『映画監督アンジェイ・ワイダ ~祖国ポーランドを撮り続けた男~』
ディレクター:桐山真二郎からひとこと
アンジェイ・ワイダは偉大な人であった。偉大である理由は、アカデミー賞を初め数々の映画祭のトロフィーを獲得しているからではない。ワイダが一昨年に撮った『カティンの森』。それは長らく彼の祖国ポーランドではタブーとされた事件を扱った作品だった。彼は実に50年もの間その事件の映画化を切望し続け、そして実現した。だからこそワイダは偉大なのだと思う。その偉大なる執念の正体をこの番組で知っていただけたら幸いだ。
『強く 強く ~バイオリニスト・神尾真由子 21歳~』
(アミューズ/2007/109分)
世界三大音楽コンクールのひとつ、チャイコフスキー国際コンクールで、日本人としては17年ぶりに優勝した神尾真由子。4歳でバイオリンをはじめ、その後、数々のコンテストで優勝してきた若き天才である。2007年夏、カメラは留学先のジュネーブから帰国した神尾の1ヶ月に密着、その素顔を記録した。演奏会で各地を巡り、「自分の弾きたいように弾く」と語り、カラオケで歌い、シューティングゲームに興じる。その姿には、力強さ・一生懸命さ・若さが溢れている。“強い音”と“強い心”で音楽に向き合おうとする天才の秘密に迫る。ATP賞優秀賞受賞作品。
上映スケジュール:2/8(火)13:30~、2/10(水)16:00~(ティーチインあり)
『強く 強く ~バイオリニスト・神尾真由子 21歳~』
ディレクター:鈴木信博からひとこと
取材の中盤、徳島。この日の夜初めてジョギング風景を撮影させてもらえることになった。取材もすでに3週間。彼女との距離も縮まったと喜んでいた僕の傍で、カメラマンの表情が冴えない。そしてボゾっとつぶやいた。「映るかな…」。僕は焦った。確かに夜のジョギングは照明を当てない限り映らない。しかしドキュメンタリーなので、照明を当ててしまっては現場の空気が台無しだ。唯一の望みは、神尾さんが白っぽいウェアで走ること。白だったら街灯の反射で何とかなると、カメラマンは言った。さて、いよいよ運命の時。滞在先のホテルから登場した神尾さんのウェアは…よりによって、上下黒!
僕たちが最も恐れていた色だった。もちろん事前に「白い服でお願いします」ということも考えたが、「あ、テレビって、やっぱりそうやってつくるんですね」と思われるのも癪だったので、あえてお願いはしなかった。まさに完敗だ。神尾さんと過ごした1ヶ月間は、こうした心理戦の連続で、途中からそれをどこかで楽しんでいたような気がする。その勝負、どちらに軍配が上がったかは… 劇場でご確認ください。
『残照 ~フランス・芸術家の家~』
(かわうそ商会/2008/109分)
フランスにアーティストのための老人ホームがある。「国立芸術家の家」。18世紀の貴族の別荘を利用したこの施設では、老いた画家・彫刻家・ピアニスト・アニメーターといった芸術家たちが共同生活を送っている。食事がまずいと文句を言う人、今もアトリエで創作活動を続ける人、静かに余生を送る人、老いらくの恋を育む人、絵が売れたと無邪気に喜ぶ人、認知症を患う人…。彼らの生き様は色々だが、無為に人生を送っている人は誰もいない。人生最後の時を過ごす老芸術家たち。愛・欲望・感情に忠実に生きる命の輝きを哀愁とともに描く。ATP賞総務大臣特別賞受賞作品。
上映スケジュール:2/8(月)16:00~、2/11(祝・木)16:00~(ティーチインあり)
『残照 ~フランス・芸術家の家~』
ディレクター:小林亜希子からひとこと
この作品にはナレーションが付いていない。栄光の日々は遥か彼方、今ではうまく動かなくなった手で毎日練習を続けるピアニスト。誰からも認められずに、それでも画家である事を選び毎日アトリエに通う老画家。生涯現役の老芸術家たちをどう捉えたらよいか。考えたのは、場面設定や段取りなど細かい事は考えず、ひたすら彼らを静かに見つめ、彼らの想いに寄り添うという演出方法だ。その方針は、撮影から編集に至るまで、制作者全員一致で貫かれた。見えて来たのは、彼らの悲しみ、喜び、欲望、愛。私たち制作サイドの説明(ナレーション)などまったく介在する余地も無いほどに、対象は老いてなお生命の輝きを全身から放っていた。番組ができた時、我々は何かとても新しい作品を作ったような気がしていたのだが、実は逆で、ドキュメンタリーの原点とはこういう事、つまり“他者へのまなざし”そのものではないか、と今は思う。芸術家というと何か特殊な人々のように思われるかもしれない。しかし、ここに出てくる老芸術家たちが抱える思いは、我々誰もが共有できる物ばかりだ。109分じっくりと彼らを見つめてみてほしい。
『証言記録 マニラ市街戦 ~死者12万 焦土への一ヶ月~』
(バサラ/2007/110分)
太平洋戦争末期、フィリピンのマニラを舞台に、日米両軍は1ヶ月にもおよぶ市街戦を展開した。すでに敗戦が濃厚でありながらも撤退せず突撃を繰り返す日本軍。それに対し無差別砲撃を行い、市民によるゲリラ隊を組織して対抗するアメリカ軍。ゲリラによる襲撃を恐れた日本軍は、無差別にマニラ市民を虐殺してゆく。この市街戦による死者は12万人にも上った。しかも、そのほとんどは戦闘に巻き込まれ利用されたマニラ市民だった。その数10万人。いかにして悲劇は起こったのか。関係者による証言を通じて焦土への1ヶ月をたどる。文化庁芸術祭賞優秀賞受賞作品。
上映スケジュール:2/8(月)18:30~(ティーチインあり)、2/10(水)13:30~
『証言記録 マニラ市街戦 ~死者12万 焦土への一ヶ月~』
ディレクター:金本麻理子からひとこと
企画のきっかけは、それまで多くのフィリピンをテーマにした番組を制作してきたので何か“残るもの”を作りたいと思ったからだ。“残るもの”とは人々の記憶にも、記録にも、自分の人生にもということだ。そしてこれまでお世話になりっぱなしだったフィリピンの人々に恩返しする想いもあった。最も驚いたことはマニラ市街戦を今、フィリピンの若者たちさえ知らない現実だった。日米の最後の決戦の場となり多くの市民が犠牲になったイントロムロスというスペイン時代の要塞も、今は観光地となっているばかり。それには驚き、やはり記録として残したいと強く思った。取材中最も苦労したのは、思い出したくないようなつらい経験をされた方々にお話しを聞くこと。日本の元兵士の方にフィリピン人を殺したという話を聞いてしまい、そのお子さんやお孫さんは傷つかないか、“記録する”という想いがあれば許されることか、と自問した。またフィリピン市民の方に肉親を殺された経験などをうかがったとき「悲しい。つらかった」では伝わらないので、できるだけ具体的にお話くださるよう何度もお願いしたこと。彼らをさらに傷つけているのではないかとも思った。だから、一番うれしかったのは、心配していた元日本兵の方が「同じことが起らないよう地元の子供たちに見てほしい、残したいので区役所にテープを持って行ったよ」と番組を見て話してくださったこと。また多くを語ってくれたフィリピン市民の女性に「やっと荷物を下ろせた気がする」とおしゃっていただいたことは胸に強く残っている。取材から3年、当時証言していただいた方のうち5人以上がすでに鬼籍に入られた。これからも、途中つらくとも“残す”番組をつくっていきたいと思っている。
『無頼の遺言 ~棋士・藤沢秀行と妻モト~』
(東京ビデオセンター/2005/90分)
2009年5月に亡くなった藤沢秀行。“棋聖”のタイトルを前人未踏の6連覇した一流の棋士である。しかし、こうした栄冠を手にする一方、私生活では酒や女性におぼれ、競輪・競馬にのめり込み借金地獄にあえぐ無頼派でもあった。そんな破天荒な夫に翻弄されながらも、彼の人生を支え続けてきたのが妻のモトさんである。悪態をつきながらも妻に惚れぬいている夫に、これまた悪態をつきながらも愛嬌たっぷりに返す妻。丁々発止のやりとりからは、深い夫婦の絆が伝わってくる。波瀾万丈の時を経て、最後の時間を送り始めた2人。現役を引退した天才と猛妻の対局を描く。ATP賞グランプリ受賞作品(受賞は「にんげんドキュメント」版)。
上映スケジュール:2/10(水)18:30~(ティーチインあり)、2/12(金)16:00~
『無頼の遺言 ~棋士・藤沢秀行と妻モト~』
ディレクター:中村芙美子 / 玄 真行からひとこと
企画のきっかけは、今は亡き映画監督の相米慎二さんだった。相米さんは藤沢秀行さんをモデルにした映画の制作を考えていて、藤沢さんと接触していたのだが、ある囲碁の雑誌のインタビューが行われたとき一緒に同席しないかと誘っていただいたのだ。結局、相米監督はお亡くなりになり映画は実現しなかったが、そのときの藤沢さんとの出会いがきっかけで、この企画が生まれたのだ。藤沢さんは、ご自分の対局のときですら撮られるのを嫌がるほどの撮影嫌い。すでにOKをもらっていたのに「撮影を断りたい」と言ってこられたこともあった。撮影が始まってからも、お宅にお邪魔すると競輪に出かけていなくなってしまうことも。でも、奥様のモトさんが協力して下さったおかげで撮影を進めることが出来た。ロケも終わり頃になると、奥様に「スタッフが来ないと寂しいね」と洩らしていたそうだ。藤沢さんは碁に関しては純粋そのもの。一方で、私生活は、酒に女に博打にとめちゃくちゃだった。そんな夫を支えていたのが奥様。夫婦の丁々発止のやりとり、織りなす人間模様はとても面白く、「最強のホームドラマを作ってやろう」と、制作にのぞんでいた。(中村芙美子)
「This is REAL ~NHK-BS ドキュメンタリー・コレクション~」
2010年2月6日(土)~12日(金)
会場:新宿バルト9
東京都新宿区新宿3丁目1-26 新宿三丁目 イーストビル9階(マルイアネックス新宿1)
入場料:前売券1,200円(日時指定券・税込)/当日券1,500円(座席指定券・税込)
主催:(株)NHKエンタープライズ / (株)ティ・ジョイ
後援:(社)全日本テレビ番組製作社連盟
協力:日本放送協会
※その他詳細は、公式サイトから
『映画監督アンジェイ・ワイダ ~祖国ポーランドを撮り続けた男~』に
5組10名様をご招待
「This is REAL ~NHK-BS ドキュメンタリー・コレクション~」として公開される10作品の中から、2/11(祝・木)13:30~上映の『映画監督アンジェイ・ワイダ ~祖国ポーランドを撮り続けた男~』に5組10名様をご招待します。応募方法は下記から。
『映画監督アンジェイ・ワイダ ~祖国ポーランドを撮り続けた男~』5組10名様ご招待
日時:2010年2月11日(祝・木)13:00開映
会場:新宿バルト9(東京都新宿区新宿3丁目1-26/新宿三丁目駅徒歩1分)[地図を表示]
【応募方法】
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