ポレポレ東中野での原発問題について考えられる映画特集、
<25年目のチェルノブイリ>が今日から始まった~。
1961年のストーリー作から、昨年公開のドキュメンタリー作まで、
スライド上映を含めた国内外の作品が全17本!
しっかり自分のスケジュールに入れておきながら、
あいにくの窓にたたきつける雨と風とで一瞬ひるみかけたけれど、
初日の今日、予定どおりに行ってきました。
今日私が見たのは、原子力が夢のエネルギーと謳われた時代の日本のプロパガンダ映画、
『原子力発電の夜明け』(1966)と、
原子力問題を新聞記事のスクラップで何十年にもわたって追いかけた、
同じく邦画の『原発切抜帖』(1982)。
特に後者は、今日本で起こっていることが、
本質的にはもう何十年も前から変わらず繰り返されていることだということをよくわからせてくれます。
会場は補助席出してのほぼ満席状態。
時機を得ているだけに込み合っていた。
しかし、見たとこ若者が少ない。年輩者が主流。
これは私のざっくりとした印象だけど、
どうも今回の原発問題は、
20歳前後の若者と、かなりの年寄り(年代ははっきりとは言えないが)との関心が薄い気がする。
直接の被災をしていなくても多くの人たちが、
3月11日を境に変わってしまったと感じているのだけれど、
そう感じているのはある程度自分を築いてきた自負のある中年以降の世代がコアで、
若過ぎる者たちと年を取り過ぎた者たちは、
まだ培ってきたと言えるほどのものもそれほどないためと、
もはや守りたいと言えるものもそれほどないためか、
そのような反応になってしまっているような感じがする。
もちろん、これは今日までの大ざっぱな印象に過ぎないのだけど。
まあ仮に、年寄りはもう好きに生きてもらってもいいとしても、
若者が今のこの状況に関心を持たないようでどうする!
だって、これから先を支えていくのは若い人たちなんだから。
そして、今の状況がその自分たちのこれから先を決定してしまうのだから。
今起こっていることはある特定の地域だけの問題じゃない。
私たちみんなの上に降りかかっていること。
というわけで、すでに満杯のこの特集上映ですが、
さらにもっと多くの人、特に若い人に見に行ってもらいたいです。
実際に、自分の足で映画館まで行きましょう。
それが行動となって、自分で自分を力づけられますよ!
<25年目のチェルノブイリ>上映作品一覧
『一年の九日』
『原子力発電の夜明け』
『源発切抜帖』
『海盗り―下北半島・浜関根』
『六ヶ所人間記』
『下北核半島からの報告 核燃料サイクル』
『ドキュメント’89 脱原発元年』
『夏休みの宿題は終わらない』
『第八の戒律』
『ナージャの村』
『アレクセイと泉』
『田神有楽(でんしんゆうがく)』
『ヒバクシャ 世界の終わりに』
『祝(ほうり)の島』
『ストーカー』
『ひろしまを見た人―原爆の図丸木美術館』
『チェルノブイリいのちの大地』
詳細とタイムテーブルは、ポレポレ東中野のホームページで。
http://www.mmjp.or.jp/pole2/
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