2011-02-10

シー・シー・ポップ レビュー このエントリーを含むはてなブックマーク 

■相続と引き換えの愛 - 舞台上で2世代が交渉する
She She Pop は何とか間に合ううちに決定的な間違いや誤解を解き、タブーとされてきた問題の解決を図ろうとする。それは可笑しく楽しいが、時に笑いが凍りつく。娘3人息子1人、皆40歳前後、そして70歳代の父親が3人。2つの世代と多くの未解決の問題。誰が何を相続するのか?それと引き換えに誰を介護するのか?これら厄介な問題は、家庭ではあえて触れないことが多い。しかしこの作品では、子供たちが実の父親たちを舞台にのせディスカッションを展開する。
She She Pop はこのタブーを取り上げ、気まずい思いをさせることなくまた父親たちを見せものにすることなく、楽しい作品に仕上げている。これに多くの批評家と観客が感服し敬意を表した。そしてもちろん父親たちも。
ZDFテレビ局 “aspekte”(2010年6月18日)より

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precog

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