恵比寿ガーデンシネマで何を血迷ったか『ブロークン・イングリッシュ』を観る。
子供の頃、父親がサラブレッドは血統が重要だが、人間は関係ないということを言ったのを覚えている。
そのころ一家は団地に住んでいて、父親はサラリーマンだった。
ジョン・カサベテス監督と女優ジーナ・ローランズの娘だという、監督のゾエ・カサベテスは。
そして、彼女はサラブレッドではなかった。人間だった。
昔父のいったことはここでは証明されたことになる。
NYからエッフェル塔のパリへ.......
パリは恋の街......
映画のどこにも恋も愛もない....
一人じゃ寂しくて誰かとくっつきたいだけじゃん。
人として何の苦労もしてない人なのだろう。
主役のパーカー・ポージーがパリからやってきた恋人になる男と
彼女の友人とマリファナを吸うシーンがある。
彼女はあまり慣れてない感じの演出だったが。
彼女の友人がマリファナを持ってきて、彼が帰るときに
パリの男は彼に「Thank you for smoke」だったと思うけど
とにかくスモークと言った。
で、字幕は「タバコをありがとう」となっていた。
なんのこっちゃ!と思わず声をあげそうになった。
「マリファナをありがとう」
字数が多いなら
「大麻をありがとう」
とすべきでは。
当然翻訳者はわかっていたるはずだと思いますが、
配給会社の自主規制なのでしょうか。
アパレルのVISがタイアップしている映画で
恵比寿ガーデンプレイスにある映画館で
きれいな主役の女性がマリファナをきめている。
その映画のシーンは、とてもニューヨークなんだろうと思います。
DVDになったら確かめてください。
エンディングのタイトルでマリアンヌ・フェイスフルの「ブロークン・イングリッシュ」
が流れたかと思ったが、カバーだった。
よかった、この映画にあの名曲のトラックは使ってほしくなかったので。