先日作成した事業計画書もまだまだダメダメですが、
映画バー「銀幕酒場」や映画教室の延長先上として、山口県周南エリアに「フィフス・スペース(第五の場所)」を作れないかと計画中です。
■ フィフス・スペース(第五の場所)の概念
ファースト・プレイス = 自宅
セカンド・プレイス = 職場
そのなか、第三の居場所(サード・プレイス)として、インキュベーションオフィスなどが出てきて、カフェ活用のノマドやコワーキングの流行。
https://www.kokuyo-furniture.co.jp/well-link/dic/third-place.html
山口県では「コワーキング・スペース」の概念もまだまだ浸透していないと感じますが(認知度の低さはビックリします)。
そのなか、勉強カフェさんが、2015年に「第四の居場所(フォース・プレイス)」を宣言。
であれば、フィフス・スペース(第五の場所)として、映画だけでなく文化発信(メディア創刊)も含めた空間を開設できないか。
ただの〝貸し空間〟ではない。
ネットサロン開設も含め、独自のメディアで情報発信もする文化交流施設「ポルト745(仮)」を、フィフス・スペース(第五の場所)として展開。
常設小屋として、映画の楽しさを、シナリオ教室や映像テクニックセミナー(モンタージュ理論)を開催するなかで、映画をひろめていけないか。
■山口県周南市の映画的土壌
地元の映画好きでも意外と忘れているのが、周南[絆]映画祭から派生した「松田優作賞」。
https://eiga.com/news/20160414/14/
たった5万円の賞金ではじまった脚本賞にもかかわらず、結果として足立紳脚本『百円の恋』は、日本アカデミー賞などを席巻。
いま現在、市内に常時上映の映画館はなくなったが、周南[絆]映画祭をはじめ、レスリー・チャン映画自主上映会などもある。
https://www.facebook.com/shunan.kizuna.eiga.fes
レスリー・チャン映画自主上映会「Project L」
http://projectleslie.web.fc2.com
山口県周南市には、映画的土壌があるのだ。
しかし、市内から映画館は消えてしまった。
映画館ひとつ守れなかった。
■ 映画を軸にした〝場づくり〟
そのなか、同じように地域問題を抱えたエリアは日本各地にある。
たぶん図書館設立が最も安価で起爆剤になるのだろう。
あくまでも映画館と較べてだが……。
そのなか、山口県周南市・JR徳山駅に設立された「周南市立駅前図書館」の集客率は、地方都市にもかかわらず全国トップクラスとなった。近隣カフェも最大180%と集客増。
https://shunan.ekimae-library.jp
すべての〝文化〟か消えたと思えた地域が復活しようしている。
まず個人的に欲しいのは〝映画館〟だが、そこまでの資金は当方にない。
また、地域のイベントは無料開催ばかりで、お金を払ってなにかに参加するという〝文化〟そのものがない。
自主上映会も無料が当たり前。
まずは、セミナーやイベントにお金を払うところからスタート。でなければ「コミュニティ・ビジネス」は育たない(スポンサーはつくらしいけど)。
文化に対等のお金を払う感覚もない地域。
果たして、この地域で、映画を軸にした「フィフス・スペース(第五の場所)」を設立できるのか。
来年、今回の事業計画書をブラッシュアップするなかで、協賛者やパートナーをひとりずつでも増やす。
そして、クラウドファンディングに挑戦します。