2016-02-25

【舞台は1970年代の映画館】テレビ台頭で映画斜陽な時代の家族愛を描く「フォーゲット・ミー・ノット」 このエントリーを含むはてなブックマーク 

※多少ネタバレ含みますので、ご注意ください。

これまでも幸せでだったし、これからも幸せ!
この言葉にやられた。

そうなのだ。

幸せの基準は自分が決めるものなのだ。

というわけで、演劇集団キャラメルボックスの2016年公演「フォーゲット・ミー・ノット」の大阪初日見てきました。

物語は、テレビ放送がはじまり、映画館が次々と消えていくなか、かろうじて残っている横須賀の「横須賀サクラ館(洋画専門)」を中心に、物語は展開(昔、横須賀には20館も映画館あったというハナシ)。

※ゆえに映画「ALWAYS三丁目の夕日」的な懐かしさもあります。

そのなか、登場人物は……。

イタリア映画「忘れな草」を見て、映画館をやると30年前に決めて夢を実現した、映画館館主とそれを支える妻。

それに「テレビに出るなんて二流の女優」と言い切り、銀幕(映画)で華を咲かせることが目標(当時はそんな風潮ありましたよね)=夢をあきらめきれない映画館館主の長女(女優)。

しかも、彼女はシングルマザー(いまの彼氏には内緒)で、娘がいるのだが、その娘は17歳になるまでほとんど母親と暮らしたことがなく、祖父母と生活。※母親は東京で女優活動中ときた。

そんな映画館館主の孫娘と、高校の物理教師の次女。

あと映画館のスタッフ(映写技師)なども出てくる。

そこに、母親を亡くしたばかりの主人公である男(心にキズ)が、
2010年4月1日から1970年4月1日にタイムスリップして、参加することになる。

彼の目的は、過去に戻って母親をより幸せにするため。

果たして、彼の母親は誰なのか?

そして主人公は、過去の母親を探していくなかで、記憶喪失となり、横須賀サクラ館の館主とその家族に関わることになるのだけど。

結果、そのために歴史が変わり、主人公が生まれない可能性も出てくるなか……まぁ、ここは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」的展開ですな……が、泣かせる演劇集団キャラメルボックスは、もうひとつ泣かせる展開を用意しているのだ。

ここはネタバレなので、公演DVDが発売されたら書くとして。

そのなか、林家三平、ある愛の歌、ライアン・オニール、アポロ11号、谷岡ヤスジ、鼻血ブー、大鵬(2世)、伴宙太など、1970年代を思わせるキーワード満載。

そして、主人公はある決断をするのだが……。

★演劇集団キャラメルボックス
http://www.caramelbox.com
http://www.caramelbox.com/stage/double2016/

※個人的覚え書き・草稿ですので、随時書き直します。

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中元文月

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中元文月

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