はじめまして、スタジオボデギータと申します。
東京の「住みやすい街」として知られる、世田谷は三軒茶屋のダンススタジオです。
午後~夜間に様々なジャンルのレッスンを開講しています。
スタジオ主催では特にフラメンコ、そして最近テレビや雑誌のメディアでも取り上げられる機会の増えているカリブの島・キューバからの講師によるレッスンのコマ数が多いです。
通常のレッスン運営の他に、ワークショップやライブのイベントを通じて、日本の皆様に
キューバのダンスと音楽を紹介しています。
キューバからは(スポーツ選手だけでなく)多くの優れたダンサー、ミュージシャンが輩出され、世界で活躍しています。
国を挙げて芸術家の育成に力を入れているということもありますが、それ以上に、
音楽や踊りは街の人々の生活に深く結びついていることがその理由と言えると思います。
通りを歩けば、家々の開け放たれた窓からは音楽が聞こえ、それに合わせて子ども達が、そして大人、お年寄りまでもが踊っているのがよく見られます。
時々、広場などの戸外で、夜間に有名アーチストのフリーコンサートが行われています。
やはり多くの人が集まり、踊りまくって楽しんでいるのです。
流行のサルサ、ヒップホップ、レゲトンは人気のようですが民俗系の音楽も盛んです。
スタジオボデギータでは、昨年より、そのうち、ルンバ、とソンのイベントをバックアップしています。
【明日はルンバのイベントを開催しますので、ルンバについて】
スペイン語的にはパーティを意味することもあるらしい言葉ですが、アフロキューバン芸能の一ジャンルの名であります、ルンバ。
社交ダンスの「ルンバ」の命名の元となったようですがこれまた別物であります
大航海時代以降、キューバにはアフリカから沢山の人たちが奴隷として連れて来られました。19世紀になり、自由な身分の黒人が増えるに伴い、黒人の伝承と西洋音楽が結びつき、芸能としてのルンバが成り立ち、20世紀には音楽は高度な物にするべく研究され発展を遂げ、現在の形になったということです。もちろん、現在も音楽性の追及は続いており、伝統音楽とは呼ばれていますが、現在進行形のパフォーマンスジャンルなのです。
舞踊であると同時に遊びの要素もあるルンバのダンス。
よく演じられるものは3種類あり(ワワンコー・ヤンブー・コルンビア)
それぞれ
・男性が女性を口説く。女性はそれをかわして行く駆け引き。
・大人のカップル(長年連れ添った)の語らい
・男らしさを誇示する。(他のダンサーとバトルを行うこともある。)
というテーマがあり、これは歌詞の内容とはかならずしも連動しませんが
曲の拍子は決まっています。
ダンスの振りにはそれぞれのステップやルーティンがあり
アドリブは動物や日常の動作を模ったマイムや、ヒップホップなどでの流行の動きが盛り込まれたりするようです。
ショーはこの3種が取り混ぜて演じられた後に大抵、コンガというお祭りのリズムで客席中、お客さんと共にトレーンになって踊るという構成で行われます。
単独ライブの場合、最初に宗教音楽の部(アフリカ伝来の民俗信仰)があることもしばしばかとは思いますがこれについては後日書きたいと思います。
何はともあれ、ブラックミュージックのストリート感覚と長い歴史ゆえの優雅さを是非、生で体験なさってください。
http://www.webdice.jp/event/detail/12334/