骰子の眼

stage

東京都 豊島区

2012-01-30 16:13


タンタンの国からやってきたサーカス『シルク・ヴィヴァン!』

現代的サーカスとダンスを融合し表現としてのサーカスの今を伝える4人組カレ・キュリユー来日公演2/2~開催
タンタンの国からやってきたサーカス『シルク・ヴィヴァン!』
カレ・キュリユー『シルク・ヴィヴァン!』より

現在公開中のスティーヴン・スピルバーグ監督作『タンタンの冒険』の原作者であり、2月4日(土)から公開となるドキュメンタリー『タンタンの私』の主人公であるベルギー出身の漫画家エルジェ。ベルギーの文化というと他にも、サーカス発祥の地であるヨーロッパのなかでも、とりわけ現代的なサーカスが盛んなことが知られている。そのタンタンを生んだ国・ベルギーから新たなサーカスの潮流を生み出している集団・カレ・キュリユーが来日。『シルク・ヴィヴァン!』を2月2日から東京・池袋のあうるすぽっとで行う。

Le Carre Curieux, Cirque vivant!
カレ・キュリユー『シルク・ヴィヴァン!』より

カレ・キュリユーは、2006年にベルギーで結成されたサーカス・カルテット。ブリュッセルの公立高等サーカス学校(ESAC)で出会ったLuca AESCHLIMANN、Vladimir COUPRIE、Gert DE COOMAN、Kenzo TOKUOKAの4人の若者が卒業後、自らのカンパニーとして設立。この『シルク・ヴィヴァン!』は、曲芸的なサーカスとダンスを融合させた身体表現を得意とする彼らが1年半を費やし完成させた。ジャグリングやチャイニーズポールといった要素を駆使し、メンバーの個性的なキャラクターを活かした演出が特徴だ。

Le Carre Curieux, Cirque vivant!
カレ・キュリユー『シルク・ヴィヴァン!』より

現代的サーカスというと、日本でも2011年に公演を終了したカナダのシルク・ドゥ・ソレイユが有名だが、伝統的なサーカスの技の見せ方と同時に、即興的なパフォーマンスや舞踏のエッセンスを盛り込んだカレ・キュリユーのパフォーマンスはまた異なる魅力を放っている。単に奇抜なトリックを楽しむというよりも、彼らの生み出すユーモラスな世界のなかで、4人と一緒に戯れているかのようなアットホームな印象を与え、舞台芸術を通した人と人とのコミュニケーションを再確認させてくれる。「サーカスのユートピアを、生きたサーカスをクリエイトしたい」というコンセプトで活動を続け、既にヨーロッパ各国や上海万博で好評を博している彼らの初となる日本公演は、サーカス好きやダンスファンのみならず、幅広い世代のオーディエンスを虜にするだろう。

Le Carre Curieux, Cirque vivant!
カレ・キュリユー『シルク・ヴィヴァン!』より



『シルク・ヴィヴァン!』
2012年2月2日(木)~2月5日(日)
あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術センター)

料金:一般=前売5,500円/当日6,000円
中学生以下=前売3,000円/当日3,500円(全席指定席)
3歳以下のお子様は、大人の膝の上でご観覧頂く場合無料
主催:アフタークラウディカンパニー(ACC)
共催:あうるすぽっと(公益財団法人としま未来文化財団)
NPO 法人国際サーカス村協会
助成:Wallonie-Bruxelles International
後援:ベルギー大使館
協賛:ゴディバ ジャパン株式会社/八丈島料理はっとり
協力:デリリウムカフェ
制作:ACC

『シルク・ヴィヴィアン!』公式サイト http://www.accircus.com/cirquevivant/

▼『シルク・ヴィヴィアン!』より



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