デヴィッド・バーンの最新ライブ・コンサート・フィルム『ライド、ライズ、ロウアー』のレイトショー公開が2011年7月23日(土)渋谷アップリンクXにて決定。それに先駆け、6月22日(水)アップリンク・ファクトリーでの先行上映会が行われる。
今作は、名盤『マイ・ライフ・イン・ザ・ブッシュ・オブ・ゴースツ』以来、実に27年ぶりにブライアン・イーノとタッグを組んで制作されたアルバム『エヴリシング・ザット・ハプンズ・ウィル・ハプン・トゥデイ』の2008年から09年にかけて行われたツアーを記録。2009年1月には渋谷AXをはじめ日本でも行われたこのライブ・パフォーマンスを、ステージの演奏とリハーサル風景、そしてバックのミュージシャン、ダンサー、振付師のコメント、さらにはバーン本人やブライアン・イーノへのインタビューを交えながら、音楽とダンスのセッションにより高い完成度を誇ったツアーの制作過程を捉えている。
ライブでは『エヴリシング~』からの楽曲はもちろん、「ワンス・イン・ア・ライフタイム」や「バーニング・ダウン・ザ・ハウス」「ヘヴン」などトーキング・ヘッズ時代のナンバーもプレイ。白で統一された衣装(チュチュを着たバーンの姿も!)、ダンスと一体化したバンドのアンサンブル、開放感に溢れたエンディングに至るまで、ジョナサン・デミ監督がトーキング・ヘッズを追った音楽映画の金字塔『ストップ・メイキング・センス』を彷彿とさせる、映画館のスクリーンで観るにふさわしい仕上がりとなっている。また自転車好きで知られるバーンが街中を自転車で颯爽と走る姿やプライベート・スタジオの様子といったオフショットもファンにとっては嬉しい見どころだろう。
6月22日に渋谷アップリンク・ファクトリーで開催される先行上映会では、上映終了後に、音楽評論家・湯浅学さんが吉祥寺バウスシアターの爆音映画祭やアップリンクで行っている人気イベント『アナログばか一代』の番外編を開催。2010年12月に“DAVID BYRNE ART EXHIBITION”と題しバーンのアート作品を展示したVACANTの永井祐介さん、80'sパンク~ニューウェイヴに詳しい美術家・伊東篤宏さんをゲストに迎え、湯浅さんが持ち込むこだわりのカートリッジ、プリアンプ、フォノイコライザーを使って、デヴィッド・バーン関連のレコードを〈とても良い音〉で聴きながらのトークショーが行われる。
▼『ライド、ライズ、ロウアー』予告編
『ライド、ライズ、ロウアー』先行上映会
トーク出演:湯浅学、伊東篤宏、永井祐介
2011年6月22日(水)
会場:渋谷アップリンク・ファクトリー [地図を表示]
会期:2011年6月22日(水)19:00開場/19:30開演
料金:当日/予約1,800円(ともに1ドリンク付)
トーク出演:湯浅学、伊東篤宏、永井祐介
上映作品:『ライド、ライズ、ロウアー』(2011年/89分)
ご予約はこちらから
『ライド、ライズ、ロウアー』
2011年7月23日(土)より
2011年8月27日(土)~9月16日(金)
渋谷アップリンクXにて21:00よりレイトショー
※当初7月23日からのレイトショーを予定しておりましたが、変更となりました。
監督:デヴィッド・ヒルマン・カーティス
出演:デヴィッド・バーン、ブライアン・イーノ
(2011年/89分)