日本語タイトルは、”生贄”。
英語タイトルは、”sacrifice”。
食べたいほど可愛いとか、
猫に自分を投影しているとか、
ではない、非問題作?
正直、このテーマについては、
いろいろ書きたいことがある気がするが、
現時点ではうまくまとまらないので一旦保留。
そもそも、
絵について、余計な解説は不要という思いもあるが。
技術面では、あらためて見ると、
様式的というよりは、こなれていないコラージュという印象。
髪を乱れさせるべきだったのかも。
右上の空間も間抜けだし、
画面を狭めるのも一案。
猫のフォルムは、
ティツィアーノ作「フェデリコ・ゴンザーガの肖像」で、
主人にすがる犬の系譜。
また、
ローリング・ストーンズのアルバム
「Love You Live」のジャケットで、
指に噛み付くミック・ジャガーも想起した。
全体の構図としては、
同バンドのアルバム「Black and Blue」
のジャケット写真の、
正対するミックと横顔のキース・リチャーズに似る。
Pencil on paper. 27×27cm
●画像URL
●作業工程ログ
なし。
●次回予告
女61 tomato : トマト。
セーラー服の少女が、
一つずつ両手に、
手提げかばんをぶら下げて、
家庭菜園の向こうの道を帰る。
トマトの模様の隙間にちらちらと、
夏服の横顔が見え隠れ。
硬そうな、
実りつつある、
薄い緑の実の端が、
ほのかに赤く染まる年頃。
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