吉田秋生についての話題が出たので。
ちょっと語ります。
『カルフォルニア物語』/吉田秋生の感想を昔書いてたので、それベースで。
『カルフォルニア物語』は、1979年~82年にかけてかかれたもので、おそらく時代設定もオンタイムだとおもわれる。舞台の中心はNY。西の楽園カリフォルニアから来たヒースの物語。
吉田秋生の作品は、主人公は少年・青年でカリスマ性があり、頭がよく、美しいという設定が多いのですが。最近の作は「絶対的天才」に拍車がかかり、どうも人間味が薄れて感情移入が難しくなってきているように感じる。(それでも感情の描き方は素晴らしいと思います)
この作品の主人公ヒースは薬中になったり、父兄との関係がコンプレックスでひねくれたり、その点、非常に人間味がある。
彼が薄汚いNYのアパートに友人たちと暮らす姿は…。
おそらく、これは日本人の描いたアメリカだから、現実とはかなりのギャップがあるんだろうが、それでもアメリカを堂々と描ききってるので信じてしまう。
ああ、NYはこんな所なんだわ…!(この辺が妄想家故)
同じ方向に私のアメリカ(NY?)に対するイメージを
激しく歪めた漫画は以下。
・月の子/清水玲子
・パッションパレード/樹なつみ
・エキセントリック・シティ/樹なつみ
・ニューヨーク・ニューヨーク/羅川真里茂
・ピンキー・ア・ゴーゴー/早坂いあん
・BANANA FISH/吉田秋生
そして、これから読みたい、それ系の作品。(NY以外も含)
・王様のDINNER/吉野朔実
・グルービィナイト/吉野朔実
・ファミリー!/渡辺恵子
・CIPHER/成田美名子
・Forget-me-not/鶴田謙二
・バジル氏の優雅な生活/坂田靖子
お前いくつだ!って、よく言われる。
要するに、海外を舞台とした漫画が好きだ!って話です。
何か、オススメがあったら是非。
舞台の国名と併せて漫画リスト作りたいなー。
いくらでも出てくる。中国は外せない。