10/29に映画 This Is It を観にいってきました。
最初から最後まで、スゴイ!の連発でした。
ロンドンでコンサートをするために、L.A.のステープルズセンターで行われていたリハーサルの様子を映画化したこの作品、色んな意味でビックリすることの連続でした。
まずはリハーサル会場がステープルズセンターということにビックリ!ここはNBAの L.A.Lakersのホームコートで、コンサートやXゲームスにも使われる場所で、NBA開催時の収容人数が19,300人という巨大な会場なんです。
オーディションには当然レベルの高いダンサーが集まっているのですが、100人以上のダンサーが一斉に踊る姿は圧巻でした。これを勝ち抜いたダンサーにとって、ここは正に夢の舞台でした。
PVの完成度が高いのはみなさん御存じのとおりですが、それをステージで再現しようとする努力は並大抵ではありません。音はできるだけその曲が発表された時のままを再現したい。ギタリストやバックボーカルの人にも目立つシーンを設定したい。ダンサー1人1人の個性を見せたい。色んな提案がマイケルから出されていたことにビックリしました。
普通のダンサーだと、中央にいるスターを目立たせるためのダンス構成になることが殆どですが、マイケルの場合はそれが当てはまりません。同じダンスをしたら、絶対にマイケルの切れが一番素晴らしいし、一番目立つんです。
素早い動きはもちろんですが、止まった時に最も違いが出ると私は思っています。他のダンサーが肩で息をしている時も、マイケルは胸が少し動いているだけ、以前ステージを見た時にもキレイに止まるなと思っていたのですが、映画だとアップで見られるので改めてスゴイと感心してしまいました。
マイケルが1人でステージに立っている時に、ダンサーさん達が真剣に見ている姿がとても印象的でした。みんなファンなんですよ!憧れの人をこんなに近くで見られる!カッコいい~!という気持ちに溢れていました。
コンサートで背景に使う映像も、色々と撮影していたんですね。本番まであと少しという所まで来ていたのに、マイケルはどうして亡くなってしまったんでしょうね。これだけ完成度の高いリハーサル風景を見ると、彼の死が信じらません。
「今の時点では、ぼくは全力で歌わないよ、まだウォームアップなんだから」なんて言いながらリハーサルをしていたマイケル。でも、それでも充分に素晴らしいんです。
今の時点では、やっぱり冷静に見ることはできませんでした。I'll be there なんか聞いてると泣きそうになっちゃうもの。普通に見られるようになるには、何年か必要かな?